「クリーンスリーピング」という言葉を知っているとしたら、たぶんあなたはかなりのセレブ通。

コスモポリタン イギリス版によると、これはライフスタイルサイトの<Goop>を創設したグウィネス・パルトロウが提唱したものなんだとか。彼女<Daily Mail>に寄稿した記事の中で、睡眠とは「ダイエットを考える以前に、もっとも体のために優先すべきもの」と訴えているそう。

「私はクリーンイーティングだけでなく、クリーンスリーピングにもこだわった生活を送っています。最低7~8時間、理想的には10時間の質の高い睡眠をとります」と、グウィネス。

「私の栄養士であるフランク・リップマン博士から、質の悪い睡眠は代謝とホルモンを乱し、体重増加、気分の落ち込み、記憶障害、頭のぼんやり感をはじめ、(慢性疾患のリスクを高める)炎症や免疫不全を引き起こしてしまうと説明されました。睡眠の質が悪いと美容にも良くないことは言うまでもありません

グウィネスお抱えの専門家チームは、良質な睡眠を確保するために、毎日12時間以内に3食を済ませること、銅を配合した枕に投資すること、寝る前に足を"甘い香りのする、濃厚な保湿クリーム"でマッサージすることなどをはじめ、"サイキックスリープ"(目が覚めている状態でも睡眠のメリットを得られると考えられている瞑想の1種)を実践することなども勧めているそう。

これらはすべて、最高の睡眠を実現するためのアドバイス。とは言っても、セレブのように時間やお金、専門知識がない一般人にとっては、なかなか実践しづらいのが現実。

『Fast Asleep Wide Awake(原題)』という本の著者でもある、睡眠エキスパートのネリーナ・ラムラカーンさんは、クリーンスリーピングとは単に7~8時間寝ればいいわけではないという点で、グウィネスの言葉に同意しているそう。「私の著書の中では、このような睡眠のことをサトヴィック睡眠と呼んでいます。サトヴィックとはサンスクリット語で"純粋"という意味を持つ言葉です」。

ネリーナさんによると、私たちが日中に行うすべてのことが、睡眠時間だけでなく、その深さと質にまで影響を及ぼすのだとか。

そこで、グウィネスと同じ方法を試すのは難しい…という人たちのために、私たちでもできる、睡眠の質を高める方法を聞いてみました。

1.朝食は毎日、起床後30分以内に摂ること。そうすることによって、体が"アドレナリンエネルギー"を使うことを防げるそう。これは、浅くて中途半端な眠りの元凶なのだとか。

2.日中はカフェインや精製糖など、刺激物の摂取量を最小限に留めること。朝食時、食事の代わりにコーヒーで済ませたり、午後2時以降にカフェインを摂取するのは厳禁とのこと。

3.細胞を浄化し、体内の循環を促進するため、1日に1.5~2リットルの水を飲むこと。水で薄めたフルーツジュース、ノンカフェインのハーブティーなどを飲んでもOK。着色料、刺激剤、睡眠の質を下げるその他の化学物質を含む「低糖」飲料を避けることもポイントのよう。

4.体を回復させ、癒やすために午後10時30分には就寝すること。

5.就寝前の90分間はテクノロジー製品を使わないこと。TVを観たいなら、それ以外のスマホチェックなどは控えるのが◎。また、ベッドルームにもテクノロジー製品は置かず、寝る前にEメールやSNSをチェックしないこと。

忙しい現代人にとって、4と5はちょっと至難の業だけど、それ以外は工夫次第で実践できるかも!?

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions, Inc

COSMOPOLITAN UK

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