抜け毛に悩んでいる人は多いのではないでしょうか? 原因はストレスやホルモンバランス、頻繁なカラーリング、パーマや縮毛矯正からくるダメージ、そしてうつやダイエットなど多岐にわたり、根底にある問題もさまざま。

そんなときに頼りになるのがトライコロジスト(毛髪と頭皮の専門家)という存在。人によって異なる抜け毛の原因を診断し、治療法を教えてくれるんです。

コスモポリタン イギリス版ではトライコロジストのサリー・アン・ターバーさんに聞いた8つの「薄毛/抜け毛を防ぐ秘訣」をご紹介。

1.たんぱく質をしっかり摂取する

「抜け毛を防ぐには、普段の食生活でたんぱく質をしっかり摂ることが大切です。毎日肉か魚を適量食べることにより、一日の必要摂取量45gの半分を摂取することができます。試しに一週間、自分がどれくらいたんぱく質を摂っているか計算してみてください。きっとその少なさに驚き、実際にどのぐらい食べたらよいかの目安がつくでしょう」

2.髪の毛にお休み

「常に髪を引っ張った状態にするポニーテールやエクステ、過度なブローは毛穴に負担をかけ、『けん引性脱毛症』を引き起こす恐れがあります。髪が薄くなっていると感じる人は、きつくまとめ過ぎずゆるいヘアスタイルにし、エクステの使用や過度なスタイリングは控えましょう」

3.体のサインに気付

「甲状腺の異常が原因で薄毛になる場合もあり、特に『甲状腺機能低下症』は閉経後の女性に多くみられます。治療せずに放置してしまうと、毛髪はどんどん薄くなり、乾燥してしまいます。他にも体重の増加や肌の乾燥、疲れなどの症状を伴うので、思い当たる節がある方はぜひ医師に相談して下さい」

4.ビタミンを摂

「ビタミンB12やビタミンDの欠乏などのビタミン不足は、毛髪の成長を妨げ、薄毛の原因となり得ます。ビタミンB12不足は、肉、魚、乳製品で補えるのですが、ビタミンD不足の人は年々増加傾向にあるようです」

5. コンディショナーを必ず使用す

「コンディショナーを使わないと、髪は徐々に水分を失い、いわゆる"ドライヘア"や"ダメージヘア"になってしまいます。保湿効果に加え、繊細な毛髪をより強くする効果のあるパンテノールやグリセリンを含む、軽めのコンディショナーを使用するといいでしょう」

6. 頭皮のケアをしっか

「"健康な頭皮=健康な髪"です。頭皮の健康を保ち、毛髪の成長を促してくれる市販の商品もたくさん。特にプロ用のヘアケア製品は、しっかり頭皮を保湿し潤いを与えるものも多いので、チェックしてみましょう」

7. 鉄分の摂取量を増や

2030代は特にストレスが増す世代。多忙な毎日、ツラい生理痛、ベジタリアン的食生活、献血などは、体内に鉄分を蓄えておくためのたんぱく質『血清フェリチン』の濃度低下につながります。鉄分不足はもっともよくみられる薄毛の原因です。鉄分を多く含む食品を食べたり、鉄分サプリメントを飲んだりすることで体の中から栄養補充し、髪に元気を取り戻しましょう」

8. 健康的な生活を心がけ

「ファストフードが大好物、運動嫌いなうえに飲酒・喫煙・夜遊びに明けくれる…そんな不健康なライフスタイルの人のほとんどは、残念ながら健康な髪の持ち主ではありません。髪の毛はその人の健康状態(心身ともに)を映し出すもの。健康的な生活を送っていれば、おのずと髪も健康になるんですよ!」

この翻訳は、抄訳です。

COSMOPOLITAN UK