あなたは正しいヘアブラシを使っていますか?

そう聞かれても、ほとんどの人は「どれが正しいヘアブラシか分からない」と答えるのでは? 大抵の場合は、前から持っているものをずっと使っているだけで、いつ買ったものかさえ忘れていたりするもの。

ところが、<Good Housekeeping>によると、ヘアブラシによって髪のコンディションやボリュームに違いが出るのだとか。間違ったものを使っていれば髪を傷めるし、正しいものは髪にボリュームを与え、健康を保ってくれるそう。

というわけで、ロンドンにある「Philip Kingsley」の毛髪専門家、アナベル・キングスリーさんが、正しいヘアブラシの選び方を教えてくれました。

1.大きければいいというわけではない

髪にボリュームを与えるには大きなブラシが1番、と思っている人もいるかもしれないけど、そうとは限りません、とキングスリーさん。

「根元にボリュームを持たせるためには、小さめのブラシを使いましょう。表面がよりコンパクトなものの方が髪に優しく、扱いやすいのです。メープルウッドでできたブラシなら、軽くて、持つのも楽です」

2.目が粗いものを選ぶ

ヘアブラシに詰まっている髪の毛を見て、その多さにおののいたことは…?

キングスリーさんによると、ブラシの目は詰まっていないものを選ぶべきなんだそう。「髪を引っ張ることなくとかしてくれるので、ピンの間隔が空いたものを選ぶと良いでしょう。また、目の粗いピンは、目の詰まったものより髪の絡まりをやさしく直してくれます」。

「髪に負担をかけるブラシは切れ毛の原因になりやすいので、優しいブラシで髪のもつれをほどくことが重要です」

3.固いブラシは避ける

プラスチックは安っぽいと思っているあなた、考え直すときかも。

「柔軟性のあるプラスチックのピンは金属のものより髪に優しく、髪を切ることなく、一緒に動いてくれます」とキングスリーさん。

「ブラシのピン先の形は、毛根やキューティクルに優しい、先の丸いものが最適です」

「イノシシ毛のブラシのように先の固いものは、頭皮を傷つけ、髪の最外部にある層を剥がすことがあるため、切れ毛の原因を作り、内皮質を傷めて剥き出しにする可能性があります」

4.クッション性のあるものを選ぶ

もしも、あなたが頭皮の炎症に苦しんでいるとしたら、髪に優しいヘアブラシに交換するときかも。

「柔らかい、クッション性のあるブラシを使うと、頭皮にも負担が少なく、炎症を起こしにくくなります」とキングスリーさん。「頭皮は髪の健康に影響を与えるものですから、頭皮を良い状態に保つことは、あらゆるヘアケアのカギになります」

5.髪を焼かない

髪には神経が通っていないため、お肌になら決してしないようなことをしてしまいがち。特に、熱を加えるスタイリングの場合は…。

「髪も肌とまったく同じように焼けるのです。ただ、感じられないだけ!」とキングスリーさん。「だからこそ、穴の空いたベントブラシが貴重なのです。スタイリングの際に熱を逃し、髪が早く乾きます。これらはすべて熱によるダメージを最小化し、髪のうるおいを保ち、健康で弾むような髪を維持することができます」とのこと。

そしてもちろん、健康な髪はしっかり太さもある髪なので、ブラシを替えることが髪のボリュームアップになるわけですね。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

Good Housekeeping