1982～現代！セレブと共に振り返る「ヘアトレンドの歴史」

日本でも松田聖子や中森明菜を真似て、前髪に段（レイヤー）を入れるスタイルが大流行。ストレートでもウェービーでも、とにかく前髪に段を入れるのが基本でした。写真はミシェル・ファイファー。

イイ女を目指す女子の間では、「ちょっとでかすぎない？」というくらい大きなウェーブにするのが大流行した時代。このブルック・シールズのように、両サイドに向かってボリューム全開にするのがポイントでした。

おしゃれな女の子の間で流行ったのが、マドンナのように太いヘッドバンドを使って、頭のてっぺんでリボン結びにするスタイル。ロックガールなファッションには不可欠でした。

直毛の人がほとんどな日本人が憧れた髪型の1つがソバージュ。ロングヘアを細いロッドで巻くパーマが大流行しました。写真のサラ・ジェシカ・パーカーがお手本。

アイロンで髪を挟んで作るウェービースタイル。日本では90年代に流行りました。でもこの写真のヴァネッサ・ウィリアムズの髪型はちょっと…。

映画『ダーティ・ダンシング』で大ブレイクしたジェニファー・グレイのカーリーヘア。昔の雑誌を見返すと、このヘアスタイルの人が必ず1人は見つかるはず。

力強い声と歌唱力で、80年代に一世を風靡したホイットニー・ヒューストン。髪型もそのボーカルに負けず劣らずパワフルです。なぜか前髪だけはストレートに。

80年代終盤には、カーラーやブローで前髪を立てるスタイルが大流行。この写真のモリー・リングウォルドのように、前髪を少しだけ下ろして、残りは立てるか流すのがポイント。

日本ではミュージシャンや一部のおしゃれさんだけがしていたスタイルだけど、この写真のジャネット・ジャクソンのように毛先を巻きすぎない、まっすぐなシルエットのウェービーヘアが流行。ポニーテールにしても可愛いスタイルでした。

90年代に入って、ボリュームのあるスタイルの人気に陰りが。おしゃれに敏感な人たちの間でじわじわ人気が上昇したのが、ウィノナ・ライダーがしていたようなベリーショート。

まっすぐな"ワンレン"は、日本でもすぐに大流行しました。ナオミ・キャンベルのシンプルだけどお手入れに時間をかけたストレートは、誰もが憧れたスタイル。もちろん男性ウケも抜群。

カーラーを巻いて寝たような、カールした前髪が大人気に。このスタイルにはロールブラシとドライヤー、ヘアスプレーが欠かせませんでした。写真はタチアナ・アリ。

おしゃれに敏感な女子が好んだのが、サイドパートにしてヘアピンで留めるスタイル。この写真のドリュー・バリモアにおいては、胸元のボディ・グリッターにも注目。

アメリカで、シットコム『フレンズ』が大人気だった頃。中でもジェニファー・アニストン演じる主人公レイチェルの、レイヤーの入ったセミロングが大流行しました。これ以降も髪型美人のレイチェルのスタイルを、みんなが真似するように。

普通のアップ以外にも、短めの髪を無理やりピンやゴムでまとめるアップスタイルが流行。写真のクレア・デインズのように、ショート～セミロングくらいの長さの髪を、お団子や結び目をたくさん作ることでツンツンさせたスタイル。今見ると不思議だけど、当時はおしゃれヘアだったんです。

自分でカットしようとして失敗した？という風に見えてしまいかねないメリッサ・ジョーン・ハートのパッツン前髪。今思うとなぜ流行っていたのか謎だけど、当時はおしゃれヘアとされてました。

リヴ・タイラーの外ハネは可愛くまとまってるけど、ボブくらいの長さの髪を、スプレーを使ってもっとツンツンにハネさせていた人もいました。

当時からおしゃれセレブとして注目されていたグウェン・ステファニーが愛用していたのが、バタフライのクリップ。可愛いけど、最近は子供以外使っているところを見ませんね…。

時代も変わって、新世代のセレブたちが次々に登場。注目を集め始めたばかりのビヨンセの当時のお気に入りは、ものすごくわかりやすい太めのハイライト。最近流行のバレイヤージュのようなさりげなさはゼロ。

この年に大流行したのが、バンダナ。写真のクリスティーナ・アギレラのように、頭に巻くだけで完成のお手軽スタイルが大人気でした。