オージー的ファッションの楽しみ方10
最近は東京でもオーストラリアのブランドを多く見かけるようになりました。中でも特にメルボルンは特別おしゃれな街なんです。
住んでみて印象的だったのはオーストラリアの女性たちがいつもハッピーで輝いているということ。フィットネスに励んでかっこいい体系を維持している人もいれば、もちろんそうでもない人も、誰もがおしゃれを楽しんでいるオーストラリアの女性たち。
東京やニューヨークのような大都市とはまた違う、メルボルンならではのおしゃれの感覚とは?
1.体型を気にしない
体型を気にして隠すのではなく、自分の体型に似合ったものを選ぶのがとっても上手な女性たち。自分に似合う色で、着心地が良ければハッピー。
2.年齢をネガティブに捉えない
日本では、年齢を気にして「これは着れない」という言葉をよく耳にしますが、メルボルンでは、誰も年齢を気にしていません。実際、歳を重ねるごとにおしゃれに磨きがかかっているんです。
街では私の母くらいの年齢(50代)の女性が胸の開いた素敵なドレスを上品に着こなしているのをよく見かけました。ステキ! モデルの仕事でも年齢は関係ありませんでした。むしろ若すぎるモデルに下着の仕事をさせないことや、ベジタリアンの人にレザーを着せないようなケアを徹底していました。
3.セクシー=おしゃれ
ドレスを着ていた50代の女性は、身体のラインに合った服を選んでいて、いやらしさゼロでした。 日本ではセクシーというスタイルがファッションとしてあまり扱われないように感じます。デコルテの開いた服を着るには少し抵抗があるかもしれないけど、堂々と着こなせば素敵に見える。
4.ライフスタイルに合わせたファッション
着ている服で職業や好みがものすごくわかり易いメルボルンの人々。本当に必要なもの、好きなものを着ている、自分のライフスタイルを楽しんでいる証拠。たとえば、カフェカルチャーが進んでいるメルボルンですが、働いてる人たちは、カフェの雰囲気に自然と馴染んでいたのが印象的でした。
5.家もおしゃれ…というか居心地が良い!
ホームパーティで友人の自宅を訪ねると、部屋も家主のカラーに染まっていて素敵! 作るお料理なんかもまるでKinfolkみたいな雰囲気。とにかく居心地がよい空間づくりが上手。
6.あまり流行りを気にしない
セーターの流行りとかはありましたが、みんながこぞって同じような格好をしていることはありませんでした。流行にのらなくちゃいけないという感覚があまりないんです。
7.ローカルデザイナーのアイテムが大人気!
ショップでは一点ものや、ローカルのオリジナルブランドを扱ってるところが多く、マーケット(South Melbourne Marketなど)では小さいショップがたくさん入っていて、他では見つからないものが手に入ることも。多くの人は、自分だけのオリジナルを求めていました。
8.そこまでおしゃれをしている感覚がない
メルボルンのおしゃれさんは、自分ならではのこだわりがあって、どこかリラックスした感じなんです。あまり考えず好きな物を着ているだけ。肩ひじ張らない、そのリラックスした感じが何とも言えぬよさがあります。
9.「それどこで買ったの?」
海外にいるとよくあるこの会話。知らない人同士でも、聞き合います。私もよく、良いなぁと思うものをどこで買ったのか聞いてみると、古着を上手く使いこなしたり、お母さんからのお下がりを着ている人が多かったです。
10.子供服が大人の服よりおしゃれ?
おしゃれなお母さんたちは子供のおしゃれも楽しんでいました。子供っぽいデザインの服よりは、デザイン性のある服やナチュラルでシンプルな服が多かったです。seed HERITAGEはお母さんと子供が一緒におしゃれを楽しめるメルボルンのブランド。
自由、ローカル好き、自分好き!
オージーの女性達は年齢や体型ではなく、自分の髪の色、肌の色、ライフスタイルに合う物を選ぶのが当たり前。ファッションもライフスタイルも含め自分の色に染めてしまうんです。
どこかヨーロピアンな雰囲気にオーストラリア特有のEasy Going(のんびりした)が混ざり合ったメルボルンならではのおしゃれな女性たちにまた会いに行きたいです。
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