出会いを求めながらも、億劫になったり、いいなと思っても声をかけられなかったり。それは、もしかして今の自分に自信が持ててないからかも? マネごとじゃない"自分に似合う"がわかれば、自分に似合う人も、惹きつけられるんです。(4回連載)

さて、突然ですが、メラビアンの法則という言葉をご存知でしょうか?

人が他人の第一印象を決める時、その半数以上が「視覚情報」を頼っていると言われています。

この「視覚情報」には表情や所作も入りますが、基本的に「外見」そのものが与える印象が大きいとされています。

前回の記事で紹介した「個性と外見」の調和がなぜ大事なのか、それは対人関係における誤解を防ぎ、良好な関係を築く礎を生み出すことができるからです。

ちぐはぐな印象が違和感のもとに

例えば、強い個性を持っているのに、柔らかい見た目をつくると、違和感が生じます。

「ありのままの自分」とは…?pinterest

こちらの写真は1年間での変化です。

実はこのコラムを執筆する私、三村の外見の変化ですが、ビフォー(左)の見た目の当時、「人形っぽい」「裏表が激しそう」「腹黒そう」に『見える』という指摘を友人にされていました。

この当時、見た目は世間一般の「モテ」や「男ウケ」を重視して、カラコンで黒目を大きく見せたり、可愛らしい見た目を一生懸命作ったりしていました。けれど、性格でいえば自分の考えが明確にあり、意見をはっきり言う、行動力のあるタイプでした。

今にして思えば、まさしく「個性と外見がちぐはぐ」だったのですが、その当時の私は、なぜそんな印象を持たれてしまうのか分からず、悩みました。

そして、いま私が提供しているサービス「88診断」を受けて、自分が「ワイルド」という個性を持っていることを知りました。

私の場合、色はアースカラー、迷彩やミリタリー、皮のコートなど強い素材感が似合い、「エレガントゴージャス」の華やかな女っぽさも入るため、「野生的な格好よさ」や「華やかな女らしさ」の2つの要素が必要でした。

ネックレス1つでも、強いものをつけた方が女らしく見えてくるのです。

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ワイルドの要素を取り入れるようになってから、「垢抜けた」「話しやすくなった」と多くの方に言われるようになりました。そして、驚いたのが「女性らしくなった」という言葉でした。

迷彩やミリタリーはメンズライクな服なのに、なぜか着ると「色気」が出るそうなのです。

それまで「白やピンクは可愛い」「女子アナファッションは男ウケする」と思い込んでいましたが、私に必要なのは可愛らしさや甘さでなく「成熟して頼もしい女らしさ」でした。

外見の変化がもたらした「出会い」

いちばんの驚きは外見の変化が「出会いの質」を変えたことです。

1度出会った人との縁が繋がるようになり、他の会に声をかけていただいたり、人を紹介いただけたりする機会が増えました。

また、私の個性を好きになってくれる人が集まるようになりました。

自分のやりたいと思うことにまっすぐに、困難があっても挫けずに登ろうとする個性に、好感を持つ人が自然と周りに集まり、相手に合わせて変に自分を取り繕わなくていいことに気づきました。

よく「ありのままの自分」を好きになってほしいという言葉を聞きますが、この、ありのままというのがまさしく、取り繕わない自分の姿、内面と外見が調和した状態なのです。

次回は、世の中に存在する「完璧な美」と「個性の美」を解説していきます。