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Shift To Nature au シフトトゥネイチャーオーストラリアのエコTシャツ

溢れかえ、捨てられる物

前回でキッチンツールについてエコのお話をした私ですが、ファッションに関してエコを意識し始めたのは最近です。ある時ショップに並ぶ大量の売れ残っている衣類を見て思ったんです「ここからどれだけのゴミが出ているんだろう」。実際に類のリサイクル率はとても低く、毎年多くが焼却処分されています。

自分の身体のためオーガニックコスメや食品選んできた私。最近は身体を拭くタオルにも気を使うようになりました。ナチュラルなオーガニックコットン100%のタオルを使い始めてから今まで解決できなかった肌トラブルを解消でき、その製造方法を詳しく調べてみると、「加工段階でもアレルゲンとなる薬品は一切使用していません」とありました。

ということは……他のタオルは使われているということ! 製品の良い情報は書いてあるのですが、書かれていないことにも気をつけないと知らないうちに身体に悪影響を及ぼすことに。

良いことは書いてある・悪いことは書かれていないのです。

とはいえ神経質になるのではなく、心地の良い物を選び、人にとっても環境にとっても良い物で幸せになるような感覚でいたいです。

下着やTシャツなどから少しずつエシカル(環境や社会に配慮した)に変えて行こうと思います。

かっこいいエシカルファッションとの出会い

とはいえ、やっぱりおしゃれがしたい! エシカルブランドはまだ少なく、デザインが限られてしまいあまりチョイスがない……。そんな葛藤を抱いていた時に出合ったのが環境に配慮しつつもおしゃれで遊び心のあるFREITAG(フライターグ)というヨーロッパのブランドでした。アップサイクル(不要な物から価値の高い物を作る)のバッグで有名なFREITAGからF-ABRICという洋服が出ていて、その話を直接フライターグの方から伺い感心しました。

作る際の二酸化炭素排出料もできる限り抑えるため、ヨーロッパで育てた繊維の元をすぐ近くの工場で加工。有害物質を含まない赤ちゃんにも安全なレベルの素材。長く着られるクオリティの良さ。それでも着られなくなったら土に埋めれば自然に還ります

食品において、フードマイレージ(食料の輸送距離)という言葉を習ったばかりだった私は、ファブリックマイレージ(洋服製造時の輸送距離)にも気を使ったこだわりように興奮してしまいました。

「どのように作られたか」も見る

製造過程の安全性もそうですが、フェアトレード(公正取引)にも注目したいです。

本来当たり前であるべきこの2点ですが、安い物を大量生産することが定着した今の世の中では特別なこととなっています。

Vivienne Westwood(ヴィヴィアンウェストウッド)のような有名なデザイナーが正しいやり方でフェアトレードのバッグ(Ethical Fashion Initiative Collection)を製作したことは大きな影響力となるでしょう。

本物のエコって?

エコバッグなどエコという名前のついた物が流行りによって大量生産されエコでなくなっていることは周知のように、流行りに踊らされず本物を選んでいく目を養っていきたいと思います。私はまだまだエシカルファッションにおいてはビギナーです。

古い物の良さにも最近改めて気づかされています。

母から古いハイブランドのバッグを譲り受け、その長持ちしているクオリティの良さに驚いたのも最近です。小学生の頃、父からのプレゼントで袖を手繰り上げて着ていたデニムジャケットを今でも着ています。昔の物ってクオリティの良い物が多いですよね。

本当に気に入った物を長く使うのはもちろん、クオリティの良い物安全な素材環境への配慮フェアトレード…それを選ぶのは私自身です!

このポリシーが当たり前となる世の中が必ず戻ってくると信じています。

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