「エミリオ・プッチ」が、クリエイティブ・ディレクター、マッシモ・ジョルジェッティの2017年4月末日での辞任を電撃発表。前任ピーター・デュンダスから引き継ぎ、2015年4月1日付で現職に任命されたマッシモは2年の間に、得意の遊び心あふれるプリントや大胆なカラーづかい、そしてストリートのアティチュードを織り交ぜ、イタリアの歴史的ブランドをフレッシュ&モダンに昇華。モード界でもファンが多かっただけに残念だが、今後は自身のブランド「エムエスジーエム」により専念するそう。マッシモによるラストコレクションは、この4月に発表されるリゾートコレクションになるそう。
今回の辞任について、下記マッシモ・ジョルジェッティからの正式コメント。
「ファッション業界を代表するブランドであり、歴史あるエミリオ・プッチでの経験は多くのインスピレーションを与えてくれ、私のデザイナーとしての大きな成長にもつながりました。現在、私のブランド「エムエスジーエム」 にはさらに私のエネルギーを注力する必要があります。今まで支えてくれたラウドミア・プッチ、モエヘネシー・ルイヴィトン グループ、マウロ・グリマルディ、そして「エミリオ・プッチ」のチームに深く感謝します」
気になる後任について、多くの海外メディアでは、同ブランドが複数のデザイナーと接触していることを報道しているが、候補の名前は挙げられていない。
text. Rumi Totoki