201747日(ミラノ時間)、「ジル・サンダー」が新クリエイティブ・ディレクターに、ルーシー・メイヤー&ルーク・メイヤー夫妻を任命したと発表。2人によるファーストコレクションは、2018年春夏ウィメンズコレクションにてお披露目される。

ルーシー・メイヤーは、オーストリア人の母とドイツ人の父のもと、スイスで生まれる。フィレンツェでファッションマーケティング、パリでファッションデザインを学んだ後、マーク・ジェイコブス時代の「ルイ・ヴィトン」にて5年間デザインチームに所属したのをはじめ、ニコラ・ジェススキエール率いる「バレンシアガ」、ラフ・シモンズ率いる「ディオール」にてレディースのオートクチュールとレディ・トゥ・ウエアのヘッドデザイナーを務め、さらにラフの退任後はメゾンの共同クリエイティブ・ディレクターを任されたという錚々たるキャリアを持つ。ルーク・メイヤーは、イギリス人の母とスイス人の父のもと、カナダで生まれる。ジョージタウン大学でファイナンスと国際ビジネスを学んだ後、オックスフォード大学で経営学を専攻したという知性派。一方で、ニューヨーク州立ファッション工科大学でファッションを学び、メンズブランド「オ―エーエムシー」の共同設立者としても活躍中。

ルーシーとルーク・メイヤーからの公式コメントがこちら。

「私たちは、この素晴らしいブランドの一員になれたことを大変光栄に感じています。そして2人で一緒に仕事が出来ることで、ブランドを更に特別なものにすることができると信じています。今後の仕事を通じて、我々のファッション経験に大きな影響を与えたジル・サンダーというブランドに対する愛情を表現したいと思います」

text. Rumi Totoki