完璧な肌、絶対にオチないメイク、引き締まり過ぎのウエストなど、非現実的なプロポーションを持つバービー人形は、作り込まれたそのライフスタイルを含め、批判の対象となってきた。
コスモポリタン アメリカ版によると、そんなバービー人形に対するイメージを覆す人形をオーストラリア人で2人の子供を持つベティ・ストラチャンさんが作っているのだそう。どんな姿かというと、授乳しているバービー。彼女に言わせると「世界中の母親のようなバービー」であるとのこと。
彼女は4年前から古いバービー人形を塗り替えるのを趣味に。<Huffington Post>に対して、授乳している姿の人形を作ることは意識して始めたことではなく「私は、親切で支援を惜しまない母親たちグループのメンバーの1人です。ある日、バービー人形に新しい顔を描いているとき、それは彼女たちそのものでないか?と思えたのです」とコメント。
授乳するバービー人形とそれにまつわる小物類はショッピングサイト<Etsy >にあるストラチャンのショップで販売しているそう。「売上はそこそこといったところで、利益で中古の人形や材料を買える程度です。購入者のほとんどは、子どものいる女性たちです。お礼として、お客さんが嬉しそうに人形遊びをしている写真を送ってもらったことがあります」とのこと。
彼女がこの人形の販売を始めたきっかけも、彼女が所属するグループだったと言う。また、この人形を通して母親の苦労を子供達に知ってほしいと考えているんだとか。「メンバーの全員がいいアイデアだと賛同してくれたので、『世界中の母親風のバービー』を<Instagram>ページに投稿したのです。その後、いくつか制作依頼を受けたこともあり、これは売るべきだと考えました。社会では多くのことがタブー視されていますが、子供を教育することによって偏見をなくすことにつながりますから」。
なんだかバービー人形で育ったママたちを、またバービー人形が勇気づけているような、ほっこりしますね。
※彼女の作品は彼女の<Instagram>や<Facebook>ページで見ることができます。
※この翻訳は、抄訳です。
Translation:Rubicon Solutions