1782年に初めて、カレンダーとリピーター機能を備えた自動巻き時計の製作を賜って以来、「ブレゲ(Breguet)」の顧客のなかで最も代表的な存在となった、フランス王妃・マリー・アントワネット。一方、「ブレゲ」も数々の伝説の時計の製作に加え、王妃が心から愛したヴェルサイユ宮殿の離宮「プチ トリアノン」の修復を支援するなど、メゾンと王妃、そして宮殿は比類なき絆を深めてきた。そしてこのほど、「ブレゲ」は、日本では過去最大規模となる「ヴェルサイユ宮殿≪監修≫ マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」を支援することで、再びヴェルサイユ宮殿とタッグ。

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マリー・アントワネットの肖像画。

マリー・アントワネットにとって、人生の最も輝かしい時代を過ごした"思い出の宝石箱"とも言える、ヴェルサイユ宮殿。本展は、"絵画""愛用品""空間再現"という3つのコンテンツで構成。華やかな宮廷生活をしのばせる絵画から、王妃が愛用した食器や衣服まで、200点あまりを展示。また、宮殿内にあった王妃のプライベート空間が体感できるようにと、"プチ・アパルトマン"も原寸大で再現している。

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ヴェルサイユ宮殿の離宮「プチ トリアノン」。

さらに、112日(水)と3日(木・祝)の2日間限定で、ブレゲの最高傑作として知られる複雑時計「ブレゲ No.1160 マリー・アントワネット」を特別展示。期限も費用も制限なしに、当時知られた複雑機構をすべて盛り込んだ「ブレゲ No.160」は、注文から44 年、王妃の死から34 年を経て完成。その後も数奇な運命をたどったこの時計。そのNo.160を忠実に再現したものが「ブレゲ No.1160 マリー・アントワネット」。伝説と伝統を託された逸品を前に、マリー・アントワネットに思いを馳せてみては?

「ヴェルサイユ宮殿《監修》 マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」

期間/20161025日(火)~2017226日(日)

会場/森アーツセンターギャラリー 六本木ヒルズ森タワー52

開館時間/10:0020:00(入館は閉館の30分前まで)※1027日(木)は17:00まで

問い合わせ先/ブレゲ ブティック銀座 

tel. 03-6254-7211

text: Rumi Totoki