74(現地時間)、パリにて「ディオール(Dior)」の2016-17秋冬オートクチュールコレクションが発表され、さっそくそのビジュアルが到着! ルーシー・メイアとセルジュ・リュフィウーが今季テーマに掲げたのは、原点への回帰。メゾンの礎であるアトリエにまで遡り、オートクチュールを生みだす職人達のサヴォワールフェール、そして彼らの仕事へオマージュを捧げるため、アヴェニュー モンテーニュ30番地が会場に。

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「ディオール」の2016-17秋冬オートクチュールコレクションより。 Photo: Marton Perlaki for Dior
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「ディオール」の2016-17秋冬オートクチュールコレクションより。 Photo: Marton Perlaki for Dior

コレクションの軸となったのは、メゾンのコードである"バー"スーツ。砂時計を思わせる曲線に包まれたジャケットとロングスカートからなる独創的なシルエットはもちろん、"バー"を再解釈した"バー"スーツのスカートまで。スカートは、イブニングドレスのプリーツやドレス、ロングスカートと、より軽やかに、より現代的な姿に昇華されて登場。もうひとつ、"バー"のエッセンスは色を排除したピカソの絵のように、素材からプリントまで、スーツ本来のカラーであるブラック&ホワイトという色彩でも表現。唯一用いたカラーはゴールド。ゴールドがコレクションを壮麗な作品として際立たせ、刺繍がジュエリーのように煌めいて。「ディオール」のこのうえなく美しい、比類なきサヴォワールフェールに、ぜひ心奪われて。

問い合わせ先/クリスチャン ディオール 0120-02-1947

text: Rumi Totoki