ファッション業界において、あらゆる体型の女性の美しさを提唱する動きが高まっている今。

2015年に米『TIME』誌の「もっとも影響力のあるティーンセレブ」に選ばれ、最近では2017年に全米公開予定の新作映画『スパイダーマン:ホームカミング』 のキャストに大抜擢されるなど、名実ともにスター街道を驀進中の女優/ダンサー、ゼンデイヤが、201611月に自身のオンラインアパレルブランド「Daya by Zendaya」ローンチ

そんな彼女のブランドコレクションはジェンダーフルイド(性自認が流動的であること)に楽しめるデザインとなっていて、サイズも0~22という全サイズに対応しているのだとか。ゼンデイヤが掲げたコンセプトは「どのサイズであろうと女性には好きなものを着て欲しい! しかもお手頃なお値段で」。

彼女のその言葉通り、値段も18ドル(約2000円)~148ドル(約17000円)と低価格で幅広いラインナップ。

そんなゼンデイヤのファッションにかける熱い思いを聞くため、コスモポリタン アメリカ版が彼女を直撃しました!

――「Daya by Zendaya」が他のセレブブランドと違う点は何だと思いますか?

高級感と品質の高さを重視しつつ、現実的な価格で提供ができるようにしたことです。もう一点違う要素を挙げるとすれば、色々な意味でとても中性的でジェンダーフリーなデザインであるということですね。すべての人に着てもらえることを大事にしています。着る人が気分良く、自信を持って着られる服でありたいと思っている点が特徴かなと。そしてもちろんサイズ! これはデザインする上で本当に大切にしました。お客さんが誰1人として仲間外れにされた気持ちにならないようにしたかったんです。

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――他のセレブブランドが大きめのサイズを作らないのは、どうしてだと思いますか?

きっとみんな忘れちゃうんだと思います。本当にただ単にその視点が抜けちゃってたり、あるいは非常に手間がかかるからかもしれません。でも私にとって、それは必須事項だったんです。絶対に。私自身の周りにも、あらゆるサイズの素敵な人たちが大勢いて、彼女たちも私の服が着られるようにするべきだと思いました。私のお母さんにも着て欲しいし、お姉ちゃんにも着て欲しい。自分にとってそれは大切なことで、そういう人たちにこそ届けたいんです。

――サイズや年齢にとらわれないブランドのようですが、あなたのコレクションから何か…たとえばヒラリー・クリントン氏に着せるとしたら?

ヒラリーさんですか? そうですね…正直あまり彼女風なテイストのものは少ないんですけど(笑)。かっこいいタキシードパンツと、それに合わせたタキシードジャケット、それから薄手の白シャツとかどうでしょう。きっと似合うと思います。

――ミシェル・オバマさんはどうですか?

ミシェルさんは何でも似合うと思います。前に着ているのを見たことがあるんですけど、たとえばボンバージェケットとか。あと、ミリタリージャケットを着ているのも見たことがありますね。かっこいい系のTシャツとパンツもばっちり着こなせると思います。

――レッドカーペットでこれまで着たもので、その当時は気に入っていたけれど、振り返ると"何であんなの着たんだろう?"と思うものはありますか?

ありません。だって、その11つが私のスタイルの変遷だし、私の人生のタイムラインのようなものですから。だから後悔は一切していません!

ファッションが本当に大好きだからこそ、着る人の気持ちを何よりも大切に考えるゼンデイヤ。彼女がこれからどんなアイテムを生み出し続けるのか、今後も要チェックです♡

この翻訳は、抄訳です。

Translation:名和友梨香

COSMOPOLITAN US