コスモポリタン アメリカ版によると、現在アメリカ人女性の服の平均サイズは16(日本サイズでいうとLLXL)で、ぽっちゃり系ファッション(プラスサイズなどLサイズ以上のもの)のセールスは右肩上がりなのだとか。

しかし、これらのサイズを代表するモデルたちは未だにファッション業界で過小評価されているよう。2017年の春夏ランウェイではクリスチャン・シリアーノが5人のプラスサイズモデルを起用したけれど、大多数のデザイナーたちはSSサイズ以上のモデルを使わなかったのが現実。

今回はオンラインファッションサイト<The Cut>で、今注目を浴びつつある5人のプラスサイズモデルたちが、現代のファッション業界や自分たちの立ち位置について赤裸々に語ったコメントの一部をお届けします。

ナディア・アボールホスン

「ついイラっとしちゃうのは、"どうしてそんなに自信があるの?"といつも聞かれること。え、自信持っちゃダメなの?」

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プレシャス・リー

「黒人かつプラスサイズという時点で、私はあらゆる領域で常に闘い続けている気がする。だからこそ、多くの人から支持されるんじゃないかしら。私たちがすべきことを当たり前にやっているだけで、メールボックスやDMにたくさんの『ありがとう』のメッセージが届くんですもの」

イスクラ・ローレンス

「ファッション業界には打ちのめされたけど、そのおかげで自分自身を立て直すことができたし、自分もちゃんと目標が持てるんだって知ることができたわ」

デニス・ビドー

「私の母がよく自分の体型に悩んでいたから、私も幼少期からあまり自分に自信が持てなかったの。昔からアトキンス・ダイエットをやらされたり、ダイエットピルを飲まされたりしてた。母は過食症にも苦しんでいて、そんな母の姿をずっと見てきたからこそ、自分は絶対に周りに流されたくないという強い意思を持つようになったんだと思う」

バービー・フェレイラ

「多くのぽっちゃり系女子は、ただただ居場所が欲しいだけなのよ。私も経験があるわ…20人中たった1人のぽっちゃりさんだったから。みんなと同じことがしたいのに、仲間にすら入れてもらえないって、すごくツラいのよね。参加することすら許されないんだもの。同じ服が着たくても、製造されていないから無理。多くの人たちは、いわゆる"普通の服"を私たちも着られるようにするといった想像力を持ち合わせていないのよ。見た目が良くないとか、クールじゃないとか決めつけて…そんなの絶対間違ってると思う」

彼女たちの発言を見る限り、まだまだ超えなければならない壁はたくさんありそうだけど…それでも彼女たちのこうした言動が、日々多くの女性を勇気づけていることに変わりはないはず。

すべてのモデルたちが同じステージで活躍できる未来が、1日も早く訪れますように。

この翻訳は、抄訳です。

Translation: 名和友梨香

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