ジュエリーを買ってみたくても、専門用語や素材の違いがわからず戸惑う女子も多いのでは? そこでコスモポリタン フィリピン版から、ジュエリー初心者のための基礎知識を紹介。定番素材のゴールド、シルバー、プラチナに、ステンレスを加えた4つの金属の特徴と、女子ならやはり知っておきたいダイヤモンドの基礎知識も解説

まずジュエリー選びの第一歩は、自分がどんな風にそのジュエリーを身に着けたいかを知ることなんだそう。シャワーや家事するときもずっとつけていたいのか、特別な日につけるジュエリーが欲しいのかを見極めて。そして、どの金属が自分の好み・用途・予算に適しているか考える…というのもひとつ。毎日つけても平気なジュエリーは、少々高くても傷や変色に強い素材を選びたいもの。お手頃なものはデザインが可愛くても、水、化学薬品、湿度などの要因で簡単に輝きが損なわれがちなので、念入りな手入れが必要になる場合も。

ダイヤを選ぶときは珍しさや値段にとらわれず、見た目の美しさで選ぶのが吉。そうはいっても、ダイヤの価値を左右する基本的な要素は理解しておきたいところ。傷を隠し、輝きを増すためにガラスやシリコンを注入するなど、"トリートメント"された石や、さらにはガラス等から本物そっくりに作られるイミテーションもあるようなので、お手頃だなと思ったら素材をよく確認して。

【ゴールド】

いつの時代にもその美しさと輝きが人気のゴールド。貴金属の中でも腐食や酸化しずらい点と、その加工のしやすさが特徴なのだそう。飽きがきても、ゴールドなら溶かして新しいジュエリーを作れるのも魅力。ゴールドにも金メッキ、金張り、純金といった種類があるので違いを把握しておきましょう。

まず、金メッキは銅や銀のベースに表面だけ薄~い金の膜を張る加工をしたものなので、お手頃だけどすぐに金が剥がれて変色してしまいがち。金張りは、メッキよりも金の層が厚く、熱や圧力でベースに張り付けてあるため剝がれにくいので、見た目は純金同様なのに純金よりお手頃で、耐久性にも優れているんだとか。

そして、純金にもK18 K24といった数字がついて回るのは、その純度に違いがあるから。純粋な金(K24)は、柔らかくて傷や変形に弱いため、銀や銅、ニッケルやチタンを混ぜて合金にするのが一般的なんだそう。K18だと金の比率が75なので、購入の際には品位マークを確認して、しっかり品位が証明されているものを選ぶのが大事。

【シルバー】

シルバーも、純銀は柔らかいため、銅と混ぜたスターリングシルバーが主流とのこと。これは、92.5%がシルバーで7.5%が銅という合金なので、通称シルバー925と表記されるんだとか。シルバーは変色にも強く、お手頃な金属だけれど傷つきやすいので、特別な日用のジュエリー向きかも?

【プラチナ】

プラチナは、傷つきにくく変色しないことから結婚指輪などに根強い人気。さらにK18ゴールドのように耐久性があるので、日常的につけていたい人におすすめ♡ 金や銀と同様に純度があり、900ptだと90%が純プラチナという意味なんだそう。

【ステンレス】

見た目はシルバーやプラチナに似ていて、シルバーよりも耐久性がある上、アレルギー反応が出にくいにも関わらず、お手頃なのがステンレス。貴金属ではない、つまり珍しい金属ではないのが安さの理由で、資産価格は期待できないんだとか。その点が気にならない人には、毎日つけるジュエリー素材としてオススメのよう。

【ダイヤモンド】

ダイヤモンドの価値と値段は、色、透明度、輝き(研磨)、重さ(カラット)の4つの要素で決まるというのが基本なのだとか。無色であるほど価値があり、黄色味が強くなるほど評価が低くなるそう。透明度は、表面の傷やインクルージョン(内包物)の有無によって判定され、研磨のクォリティでその輝きは大きく左右されるというから実に奥が深い宝石。さらに、ダイヤモンドはの選択肢も多いので迷いどころ。 エメラルド、プリンセス、マーキーズ、ペア・シェイプなどがあるけど、クラシックなデザインといえばやはり、ラウンド(丸い形)やスクエア(四角)かも? 

重さを示すカラットは、1カラットで0.2グラム 相当。宝石の鑑定などを行う機関アメリカ宝石学学会(GIA)によると、これはペーパークリップひとつと同じ重さなんだとか。しかし、アメリカ宝石協会 (AGS)が、「ダイヤモンドの価値を大きさで測ろうとするのは、名画の価値を大きさで決めようとするようなもの」と例えているように、ダイヤの価値はあくまでもカラットだけでなく、4つの要素から総合的に決まるということを覚えておきましょう。

【お店でジュエリーを買うときの心得】

金属部分や宝石に傷がないか、自分の目でしっかり見て確認するのも大事。高価な買い物なので、鑑定書や保証書なども確認してから購入したいところ。そして、せっかく選んだジュエリーなので、輝きを長く保つためのお手入れ方法をお店でしっかり教えてもらいましょう。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: シャー順子

COSMOPOLITAN PH