記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がCosmopolitanに還元されることがあります。
記事中に記載の価格は、記事公開当時の価格です。
NYコレクションが幕を閉じ、各メディアやファッショ二スタたちはロンドンへ大移動。気になる「J.W.アンダーソン」の新作や周年イベント、近い将来ビッグブランドを牽引するだろう若手デザイナーの"原石"、そしてフロントローに並んだおしゃれセレブまで、ロンドンコレクションの最新ニュースをピックアップ♡
text. Rumi Totoki
「ヴェルサス ヴェルサーチ」のファースト&ラストはジジ&ベラ
「ファッションには、希望と団結のメッセージを発信する力があります。ヴェルサスがブランドを通して伝えたいことは、情熱、楽観主義、そして激しい平等の声明です」( ドナテラ・ヴェルサーチ)
2月18日21:00(現地時間)、「ヴェルサス ヴェルサーチ」は、「新世代の団結―ヴェルサス ヴェルサーチ世代」をテーマにコレクションを発表。レザーを使ったジャケットやミニスカートからネオプレン素材にメッシュをボンディングしたスリットドレスなど、シャープなアイテムが多数。首元にあしらわれたブランドロゴのチョーカーは、ニュージェネのトレンドアイテムになりそうな予感大。オープニングはジジ、フィナーレはベラという新世代のおしゃれアイコンであるハディッド姉妹が飾り、ロンドンでもその存在感をアピール。
「シモーネ・ロシャ」のショーに73歳のモデルが登場!
NYコレクションでも、「プラバル・グルン」や「マイケル・コース」などが幅広い年齢や体型のモデルを起用して話題となったが、そんな包括性と多様性を訴える流れはロンドンでも。「シモーネ・ロシャ」は「なぜ最初にデザイナーになったのか」、そして「わたしなりのフェミニニティを反映したかった」と10代のニューフェースから73歳のベネデッタ・バルジーニまで、あらゆる世代のモデルを起用して会場をエモーショナルなムードに誘った。2月20日12:00(日本時間21:00)にショーを発表する「マルケス・アルメイダ」は今季、インスタでモデルをキャスティング。これまでもストリートでハントしたり、友人をモデルに起用したりしてきたが、今季はよりグローバル。モデルの門戸は誰にでも開かれているということであり、未来のスーパーモデルが登場するか、要注目。
アニヤとマルべリーの気になる靴&バッグの新作は?
元「セリーヌ」のジョニー・コカがクリエイティブ・ディレクターに就任して2年目となる「マルベリー」は、ブランド伝統のイングリッシュヘリテージをフレッシュに蘇らせた。トラッドなチェックのセットアップはオーバーサイズに刷新し、レース刺繍のディテール。手元のワンハンドルのバッグが気になる! 一方、「アニヤ・ハインドマーチ」はスキー場に見立てたランウェイを舞台にノスタルジックなコレクションを発表。チョウやトンボをモチーフにしたスエードのバッグ、大人気の"アイズ"や"ウィンク"のモチーフを飾ったモコモコシューズやイヤーマフなど、ウィッシュリストがパンクしそう!
「ディーゼル」、"Make Love Not Walls"イベントを開催
「ディーゼル」も、ロンドンコレクションに参戦! 今回はデヴィッド・ラシャペルとタッグを組んだ2017年春夏キャンペーン「MAKE LOVE NOT WALLS(壁を築くのではなく、愛を育もう)」のローンチを記念したイベント。「私たちの間に精神的にも物理的にも立ちはだかる壁を取り壊し、エキサイティングで明るい未来が実現可能であることを示したい」というディーゼルが、会場で今回のキャンペーンビジュアルに出てくるレインボーカラーのインフレータブル・タンク(空気注入式の戦車)を披露。このタンクは今後、愛と希望のメッセージを伝えながらミラノ、上海、ニューヨーク、ベルリン、そして東京にもやってくるそうだから、お楽しみに。
「エムエム6 メゾン マルジェラ」のプレゼンを日本でも体感!
「エムエム6 メゾン マルジェラ」のプレゼンテーション会場では、アイコンである"ジャパニーズ"バッグ100枚を壁一面にディスプレイ。ここでデザインチームによるライブペイントのパフォーマンスが行われたほか、展示されたマネキンやガーメントにもペイントがほどこされ、エムエムらしいコンテンポラリーでクリエイティブな世界がコンセプチュアルに描かれたそう。そして、ファンに朗報! このアティチュードを再現したポップアップストアが、2月22日(水)から大阪髙島屋や阪急うめだ本店を皮切りに全国で開催されることに。期間中は、ひとつひとつカラーや風合いが異なる"ジャパニーズ"バッグが展示販売されるからお見逃しなく。
問い合わせ先/エムエム6 メゾン マルジェラ オモテサンドウ
tel. 03-3408-8681
注目の若手ブランドを青田買い!
"新人デザイナーの登竜門"とも言われ、未来のビッグブランドのクリエイティブ・ディレクター候補がごっそりいるロンドンコレクション。その中でも今季注目は、この3人。「2016年ファッション アワード」で新人賞を受賞し、トップショップとコラボしたフットウェアのカプセルコレクションも話題となった「モリー・ゴダード」、カラフルでガーリー、それでいて毒のあるクリエイションで、アレクサ・チャンやケイト・ボスワースらファッショニスタを既に夢中にさせているという「シュリンプス」、そして英国ファッション協会(BFC)のイチ押しである「リチャード・マローン」。ランウェイ映えしながら実用的かつ着心地が良く、洗濯も可能という彼の最新コレクションは21日(ロンドン時間)にお目見えするので、引き続き要チェック。
「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のLFW限定チャリティトートを狙え
兼ねてから地球環境保護を訴える「ヴィヴィアン・ウエストウッド」は今季、ロンドンコレクションとタッグを組み、チャリティトートをデザイン。2017年秋冬コレクションのテーマである"Ecotricity"にインスパイアされたデザインで、気候変動が世界にもたらす影響についての認識向上を提案。100%オーガニックコットン製。ファッションウィーク終了後、2月23日から26日(現地時間)に開催される消費者向けイベント「ロンドン ファッションウィーク フェスティバル」にて発売され、収益の50%は慈善団体「Fuel Poverty Action」に寄付される。