儀式やファッションとしてだけでなく、意味や願いを込めることも多いタトゥー。そんなパーソナルな存在のタトゥーを街角の美女たちに特別に見せてもらいました♡
タトゥーの意味/ボトルにすっぽりと収まった小宇宙
仕事で心身のダメージを受けてしまった人の治療をする"職業セラピスト"を生業にしているケイルさん。好きなアーティストのヘアアレンジの真似をしてみたというスカーフ使いがすごくさわやか! 今日は友達の30歳の誕生日パーティだそうで、これからクルージングに出かけるところなのだとか。左腕に刻まれたタトゥーはちょっと意味深なイメージだけど…?
「海に漂う小さなボトル。その中に、銀河を含めた全世界が閉じ込められているっていうコンセプトでデザインを考えたの。海が大好きだから流木やシーガラス、海を漂うガラス瓶なんかに何かものすごいロマンを感じちゃうのよね」
タトゥーの意味/すべてはループしてつながっているから
ボーダーシャツにデニムのミニスカートという定番スタイルをクリーンに決めていたニーナさん。弁護士として活躍中の彼女だけど、実は、左側の内側にがっつりと大き目のタトゥーが。
「まるで毛糸玉みたいなこのタトゥーは、地元のアーティストに入れてもらったわ。絵に動きが感じられて、無限に循環しているようなイメージがすごく気に入ってるの。いかにもっていうのじゃなくて、あくまでもミニマルなデザインがよかったのよね! オーストラリアではタトゥーはカルチャーとして認められているから、私みたいな堅めの職業でもタトゥーが入ってる若い子は珍しくないわ」
タトゥーの意味/おばあちゃんの好きだった花
豪シンガーJack Riverなどのインティーズロックが好きだという音楽ライターのフレイヤさん。赤い花が刺繍されたサンダルがアクセントの全身ホワイトコーデがなんとも爽やか! 両腕にあるタトゥーは、彼女の人生においてとっても大切な2つの要素である音楽とおばあちゃんからインスピレーションを受けていました。
「右腕に書かれた『Stand up straight at the foot of your love』っていうフレーズは、The Nationalっていうアーティストの歌の歌詞からとったもの。そして左腕にあるデザインは、おばあちゃんが好きだった花をモチーフにしたのよ。デザインも、彼女自身のスケッチがあったからそこからトレースしたの」
タトゥーの意味/信じること、希望を持つこと、愛すること
普段は病院の人事部で働くジョセリンさん。艶やかなブロンドヘアとヴィクシーモデルさながらの整ったベビーフェイスで、道行く人の注目を集めていました。潔いほどシンプルなモノトーンコーデに隠された、彼女のとっておきのタトゥーとは…?
「足の甲に、私が人生において最も大切にしている3つのことを刻んでみたのよ。『Faith, Hope, Love(信じること、希望を持つこと、愛すること)』…この3つがあれば、たいていのことは乗り越えられるような気がしてくるの。自分の意思や気持ちの持ち方しだいで、見える世界はどんどん変えられると思ってるんだけど、中でも大事なのがこの3つね!」
タトゥーの意味/イーグルのように自由でいたい
PR会社で働くアッシュさんが見せてくれたのは、右腹から背中にかけて大胆に描かれた一羽の鷲。自由に羽ばたく鳥のような人生に憧れて、実はこれから半年ほど、放浪の旅に出るところなのだとか! まずはアジア諸国をあてもなく巡る予定だそう。
「鳥って神秘的だし、なんだか特別な存在でしょ。あんな風に自由に飛びまわってみたいってずっと思っていたの! 鷲を選んだ理由はいろいろあるけど、何より彼らの能力やスケールに惹かれるわ。鷲の飛翔高度って1000メートル以上にも及ぶのよ。ほとんどの鳥はせいぜい100メートルくらいまでの高さまでしか飛ばないっていうから、そう考えるとすごく特別に思えてくるでしょ」
タトゥーの意味/リトアニア語でEverything is gonna be okay
ボーイフレンドとその家族、そして友達と大勢で海辺に集まって、バーベキューを楽しんでいたオステヤさん。楽しい週末のひと時をお邪魔して、彼女にもタトゥーがあるか聞いてみました!
「あるわ! ひとつだけ、とっても控えめなやつがね。ぱっと見ただけでは、なかなか意味は伝わらないと思うんだけど…。これはね、リトアニア語で『Everything is gonna be okay(すべてはきっと、うまく行く)』っていう意味なの。なにか嫌なことがあって落ち込んでしまった時、下を向くたびにこのタトゥーに励まされて、また上を向いて歩き出すことができるのよ」
タトゥーの意味/好きなアーティストの歌
オーバーサイズのカーキジャケットとキャスケットのカジュアルな着こなしで個性が際立っていたエミーさん。色味はカーキとブラックで統一。甘さ控えめながらも、ジャケットのビッグシルエットがかわいくて目立っていました!
「『Be right there』という言葉は、Diploの歌からとったの。この曲はいつ聴いてもとにかくテンションが上がるから大好き! 好きな歌やその歌詞をタトゥーに使うのは、私のまわりでもやってる子が多いかな。あと実はもうひとつ、ここでは見せられないところに猫のタトゥーがあるわ。理由は単純過ぎるんだけど、猫がとにかく大好きなのよ」
タトゥーの意味/デヴィッド・ボウイのLet's Dance
誰もが振り返りたくなるような愛らしい子犬を散歩させていたケイトさん。ビビッドカラーのレトロなシャツがビーチシーンにセンスよく溶け込んでいました。そんな彼女のタトゥーのもとになった歌も、ややレトロかも!
「赤い靴を履いてブルースを踊れっていう意味の『Put your red shoes and dance the blues』は、言わずと知れたデヴィッド・ボウイの曲『Let's Dance』の一節よ。この曲は私にとってすごく思い出があるし、いつでも楽しい気分になれるから! もしタイトルを聞いてもぴんとこないって人がいたら、ぜひ一度聴いてみてほしいわ。名曲だから、一度は絶対耳にしたことがあるはず!」