昨年の1211日、カンザス在住で青少年を対象とするカウンセラーとして働くディーナ・シューメイカーさんが、Facebookにある写真を投稿。コスモポリタン アメリカ版によると、彼女はジュニアサイズの5(日本のSSサイズに相当)から大人サイズの12(日本のMサイズに相当)まで、それぞれサイズの異なる6枚のパンツやショートパンツを穿き、どれも同じように体に合うことを示したのだとか。

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「今夜、自分の洋服を見回して気づいたのは、私が持っているパンツのサイズがどれだけ違うかということです」とシューメイカーさんは怒りを抑えられない様子。「何が問題かって、サイズ5のパンツと12のパンツがまったく同じように私の体型にフィットするということです」。

さらに、こう続けたシューメイカーさん。

なぜ私がこのことにいらだっているか、アメリカ社会に向かって説明しましょう。あなた方はモデルや女優の写真をフォトショップで加工し、雑誌の表紙に貼り付けます。ここまでは、かなりよく知られた事実で、あなた方がウソをついていることも、あれが人間の正確な肖像写真ではないこともわかっています。女の子達にも、フォトショップの仕組みを見せれば、すぐに証明できることです。

でも、あなた方が同じ女性用のパンツに9をつけたり、ときに16をつけて"プラスサイズ"の札を下げたりするなら、私はどうやってそれに立ち向かえばいいのでしょう? 写真の修正はともかく、パンツの内側に印字された数字もでたらめなんだということをどう証明すればいいのでしょう? 自分のパンツサイズを落とすために、今月いっぱい夕食を抜かなければいけないと思い込んでいる女の子達に、どうやってその必要はないと説得すればいいのでしょう?

あなた方が気分によって適当にサイズを変えるのなら、私の子ども達にサイズ4が"理想的な体型"で、これが"美の標準"だなんて言うのはやめて下さい。

最後に「私の可愛い子ども達。サイズ2の子も、18の子も、あなたの美しさを決めるのはあなたのサイズではなく、あなたの生き方なのよ」と綴ったシューメイカーさん。「洋服の裏に印字された数字は、ファッション業界の流行によるもので、たちまち変化します。あなたがどんな人間で、どうあるべきかを定めようとする社会の基準を信じてはダメ。あなたは可愛いし、愛されているのよ。ありのままのあなたの姿で」。

実際、シューメイカーさんの言うことは正しいそう。というのも、アメリカにはブランドがガイドラインとして使う"標準的サイズ"は存在せず、企業はそれぞれ自分の好きなようにサイズを設定することが可能なのだとか。中には、サイズの代わりに実寸表示をすることを決めた企業もあり、状況は改善されつつあるものの、それさえもデザイナーによって変わる可能性が。

このサイズ表示制度については、今後消費者に必要な情報を与えながら、彼らが体型に対する不安を感じないようにすることが、大きな課題となりそう。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

COSMOPOLITAN US