顔のお手入れはしっかりしていても、首のケアは完全にスルーしていたりしませんか? 「年齢は首に表れる」と言いますが、実は首は顔よりも肌が敏感なため、ケアがとっても必要なエリアなのだそう。特に冬は乾燥したり、マフラーを巻いたりするため、余計に気をつけなければならないのだとか。

<Good Housekeeping>では、イギリスが誇るトップフェイシャリストの1人であるジョアン・エヴァンズさんが、冬の季節に首をしっかりケアするうえで知っておきたい6つのポイントを伝授してくれました。


【INDEX】

  1. 顔の皮膚より首の皮膚の方が薄い
  2. マフラーは首を乾燥させる
  3. 顔と同様、首もクレンジングが必要
  4. 首のスクラブは避けること
  5. 香水はほどほどに
  6. 寒さにちょっぴり耐えて、アンチエイジング効果をアップ

1. 顔の皮膚より首の皮膚の方が薄い

この事実を知らない人も多そうですが、首の皮膚は非常に薄いため、スキンケアは必須なのだとか。

「首の皮膚はコラーゲンがあまり多くなく、紫外線によるダメージも受けやすいんです。肌のハリの低下や筋肉の変化も、首の方が顔より先に出てきます」とジョアンさん

「私は"顎ではなく、胸元までが顔"と昔から母に教えられてきましたが、ここがまさに女性がよく間違えてしまうところなんです。だから、特に冬などは、ケアを首まで広げてしっかり行わなければいけません」。

2. マフラーは首を乾燥させる

モコモコのあったかいマフラーを巻くのは、首にとって良いことなのでは?と思うかもしれませんが、実はそれも間違いなのだそう。

「マフラーは冬のファッションの定番ですが、実は首を乾燥させてしまう原因になるのです」と話すジョアンさん。

もちろんマフラーを手放せということではありませんが、首をさらに保湿する必要があることは知っておいた方がいいかもしれません。

「もともと首元は油分が少ないため、重めのクリームを塗ることをおすすめします。また、マフラーやスカーフを着用するなら、出来るだけやわらかめな自然素材のものを選ぶといいでしょう」

3. 顔と同様、首もクレンジングが必要

今まで顔しか洗っていなかった…という人は、そろそろそのクレンジング方法を見直した方が良さそう。

「顔と首を優しく洗ってからお化粧をするのが、お肌に一番いい方法です。さらに首元にもファンデーションを塗るという人は、夜にきちんと首もクレンジングした方がいいでしょう」とジョアンさん。

「特に夜は、一度のクレンジングでは皮脂の汚れをきれいに落とすのに不十分です。私のおすすめは、クリームに次いでオイルを使ったダブルクレンジングです。

首の皮膚をゴシゴシこすったり引っ張ったりせず、下から上に向かって優しく馴染ませていきましょう。この動作はお化粧のクレンジングだけでなく、香水を落とすのにも有効です」

4. 首のスクラブは避けること

ジョアンさんいわく、多くの人がうっかり犯しやすい最大のミスが、首周りのスクラブなのだそう。

「古い角質を除去してきれいにしてくれるのがスクラブですが、首のように肌が敏感で薄い箇所には少々強過ぎる場合が多いです。首は繊細なパーツなので、週に1回グリコール酸を配合したピーリング効果がある化粧品を使えば十分でしょう」

冬なら週に1回、レチノール配合の製品でケアするのもおすすめとのこと。

5. 香水はほどほどに

香水好きな人だと、お出かけ前についつい首回りにつけすぎてしまうことも。

しかしジョアンさんいわく、これはなかなか危険とのこと。首元に集中的にスプレーすることにより、肌の変色を引き起こし、紫外線への耐久性を弱めてしまうそう。

代わりに、香水は紫外線が当たりにくい両耳の後ろに、さっとつけるくらいがちょうど良いのだとか。

6. 寒さにちょっぴり耐えて、アンチエイジング効果をアップ

「一番よく聞かれるのがアンチエイジング対策です。そんな時はいつも、お家で首に冷たいパックをすることをおすすめしています」と、ジョアンさん。

でもパックをしている時間がない人には、代替案も。

「私自身は毎朝、顔から首までを氷を入れた冷水に浸して、アンチエイジング対策をしていますよ」

冬の朝、氷水に顔を浸けるのはかなり勇気がいるけど、美しい首元をキープするためなら試してみる価値はあるかも…!?

この翻訳は、抄訳です。

Translation: 名和友梨香

Good Housekeeping