今月のコスモポリタンのテーマは「ビューティー」。メイクやスキンケアもさることながら、思わず振り返ってしまう美女に共通するのが圧倒的なオーラ。でも、そんなオーラをどうしたら放つことができるの? 「外見はあまり関係ありません。一般的に見て外見が魅力的ではない人が、センシュアリティなオーラを放って人を惹きつけ、美女に見えるということがよくあります」と答えてくれたのが、フランス人セクソローグ(「性」のカウンセリングする専門家)のミレーヌ先生。

そこで今回、数多くのフランス人男女に「性」のアドバイスを贈ってきたミレーヌ先生が考える、「センシュアリティ」について伺いました。

ミレーヌ・ルロワ先生

性の専門家に聞く、「センシュアル」な女性になる6 の秘訣

フランス中部、クレルモン=フェランの診療所を拠点にカップル、個人のセックスに関する悩みに答えるセクソローグ。テレビ、雑誌など多数メディアでも活躍中。

▼ミレーヌ先生がアドバイスする「センシュアリティ」を高める6のアドバイス

1.想像力が豊かな人は美貌を超えた魅力を発する。1人の時間を持って、夢想に耽る

カフェでゆっくりする時間や就寝前のリラックスタイムなどに、自由に夢想に耽てみて。そして、その時の自分の心の動きを観察することが大切です。

自由に空想すると、感情の扉が開き、感受性を豊かにしてくれる。そして、それはセンシュアリティでいることと深くつながっています。想像力はどんな美貌をも超える、人を美しく見せる素晴らしい力を持っています。

2.食べ物を五感で味わう

現代は、早く動くことが重視されがちなスピード社会。でも、日常で"ゆっくり"味わう時間を持ってみてください。五感が研ぎ澄まされて、あなたの中に眠るセンシュアルな魅力が発揮されるはず。たとえばディナーの席でシャンパンを飲むとき。イエローゴールドの美しい色、芳醇なアロマ、舌の上で弾けるきめ細やかな泡など…視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚を使って味わってみてください。その他も、ホイップクリームの質感、フルーツのみずみずしさ…など、質のいい美味しい食べ物を堪能することは感性を豊かにしてくれます。

3.官能小説や映画からインスパイアされる

官能小説は、自分の中に眠るセンシュアリティな魅力にスイッチを入れてくれます。それに、ストーリーや仕草を実際の生活に活かし、性生活を豊かにさせることもできる。

映画も、インスピレーションの源になります。個人的におすすめなのは、ニコール・キッドマンとトム・クルーズが夫婦役で出演し、濃厚なベッドシーンを演じた「アイズ・ワイド・シャット」、シャロン・ストーンの妖艶な魅力が美しい「氷の微笑」。女性として魅力を考えさせられる作品です。

4.音楽、香りをたのしむ

音楽を聴くことは想像力を刺激してくれます。自分自身が心地良く感じる音楽が最適ですが、水の音、焚火の燃える音などの自然のサウンドに耳を傾けるのもおすすめです。

そして香りも感性を豊かにしてくれます。どんな香りに自分がセンシュアリティを感じるか、動物的な本能を高めてくれるか、など自問してみてください。そして、大切な人があなたに愛を込めて作った食事の匂い、パートナーが贈ってくれた花束の香りなど、感動したときの香りも心に刻むように嗅いでみてください。

5.ダンスを踊る機会をもつ

ダンスを踊ることによって、本能的な自分の一面に気付くことができ、身体と心をつなげることができます。とくに男性とダンスを踊ることは、自分の中のセンシュアリティな魅力を引き出すのに最高の効果があります。ダンスは言葉ではなく、あなたと彼の身体、動作のコミュニケーション。彼の身体の感触や、聞こえてくる音楽に意識が集中し、感情を解放してくれる効果があります。

6.魅力的な人を見かけたら、よく観察する

アンテナを張って素敵な人を観察してください。街行く人、レストランで見かけた人、好きな女優…自分が刺激された人の動作や、素敵な理由を分析してみること。それが、近い将来のあなたのセンシュアルな仕草につながります。そして、その時に重要なのが他の女性の魅力的なところを嫉妬せずに、素直な心で考察すること。そうすると、自分のことをもっと愛することができ、あなた自身が持ってる特別な色を見つけることに繋がります。そこで見えた自分の特徴を磨いて伸ばしていくのが、美しい女性としてのオーラにつながるはず。


日常の些細な出来事を深く感じる心を持つことが「センシュアリティ」な女性になるカギのよう。1日少しずつでもこのレクチャーを実践したら、毎日をもっと自由で心豊かに過ごせるようになるかもしれませんね。