ほどよく脂肪と筋肉がついた美ボディで知られるリアーナ。ボディラインや肌を美しく保つことが求められるのは"スター"であるがゆえだけど、過去のインタビューで「ジャンクフードが大好き」「毎日1時間、ジムで運動しているわ。食事を諦めたくないから」(<バニティ・フェア>より)と語っているように、リアーナでさえ体型維持には苦労している様子。
そんな彼女を支えているのが、パーソナルシェフのデビー・ソロモンさん。<Bon Appetit>によると、デビーさんがリアーナの食事を担当するようになったのは4年前。数回のテストクッキングを経て、採用されたんだそう。
テストクッキングの課題は チキンカレー(ライス、マメ、プランテン添え)、子羊のスネ肉を使った料理、スパゲティ・カルボナーラなど。この時点では "リアーナのパーソナルシェフ候補"であることは知らされず、採用が決まった後に初めて知ったんだとか。
採用後の第1週目からスーパーボウル・パーティ、ハワイでの25歳の誕生日パーティ、ワールドツアーでの調理と大仕事が続いたものの、デビーさんはプレッシャーを感じることなくやり遂げたそう。彼女自身もかなりの大物!
そんなデビーさんが語る、リアーナの美と健康を保つ食事の秘訣をコスモポリタン アメリカ版から。自分がパーソナルシェフを雇おうと思うと大変だけど、デビーさんの料理は真似できるポイントも多そう!
1.カリビアンフードがリアーナのお好み
スパイスの効いた"カレーチキン"など、故郷バルバドスやガイアナ風のカリブ料理が大好きなリアーナ。デビーさんもジャマイカ出身なのでカリブ料理は得意だけど、実は他にも強い味方がいるんだそう。それはリアーナのお母さん。「彼女が『こうやって作るのよ!』と教えにきてくれるんです」とデビーさん。
同じ名前のカリビアンフードでも、国ごとにレシピは微妙に違うそうなので、デビーさんはその点も気を使って調理しているよう。
2.「今日食べたいものを食べる」のがリアーナ流
好き嫌いはあまりないリアーナだけど、デビーさんいわく彼女は"ムーディ・イーター(気分次第で食べたいものが変わる)"なんだそう。
「以前担当していたクライアントの場合、前もって1週間分のメニューを決めてくれたので、買い物や下ごしらえを計画的にできたんです。でもリアーナの場合、それはムリ! でも誰だってその日食べたいものはその日にしか分からないものだし、それって自然なことですよね」
3.基本の食材は常備しておく
2度のワールドツアーに同行し、今では"必ず常備させておくべき食材"をしっかり把握したと語るデビーさん。毎食食べるたんぱく質、野菜、米、パスタなどを冷蔵庫に欠かさずストックしておくよう注意しているんだとか。
また、調味料も大切。デビーさんは調理に必要な調味料、例えば固形スープストックやカレー粉、クミン、アドボ用ソース、五香粉などが入った"スパイスケース"を世界中どこに行くときも持参。加え、カリブ原産の唐辛子"スコッチボネット"のソースもリアーナの食事には欠かせないもの。カレーにもよく合うこのソースを、必ず1瓶は常備しているんだそう。
4."おいしい"が基本
いくら健康や美容のためでも、マズいものを食べるのは誰にとってもツラいもの。それはシェフにとっても同じ。「食事は(程度の差こそあれ)何よりも"おいしいこと"が基本です。マズいものでカロリーを摂取したり、ただ空腹を満たすためだけに何かを食べるのは、誰だって嫌ですよね」とデビーさん。
そんな彼女が作った、リアーナのとある1日の食事をご紹介。
【朝食】
<The Doctors>によると、リアーナの朝は4個のゆで卵とトースト1枚(耳つき)、ベリー類などの果物(パイナップルやマンゴー、パパイヤなどの日も)で始まることが多いそう。
またリアーナ自身も<Fabulous Magazine>のインタビューで、「私の朝食は卵の白身とパイナップル、そしてレモン入りのホットウォーターよ」とコメント。
【昼食】
リアーナがもっとも好きな昼食は"カレーチキン"だと<The Doctors>に語ったデビーさん(ちなみに鶏肉はドラムスティックしか食べないのがリアーナ流なんだとか)。
また<Fabulous Magazine>は「魚料理とポテトのランチも大好きよ」と語ったリアーナのコメントを紹介。でも野菜は苦手で、「嫌いだけど、頑張って食べているわ」とのこと。
【夕食】
リアーナのトレーナーを務めるアリー・ヌニェスさんは<Shape>の取材に対し、「(リアーナの夕食は)魚料理にサラダや野菜を添えることが多い」とコメント。
つまり良質のたんぱく質と野菜、そしておいしく食べることがリアーナの美ボディの秘密のよう!
※この翻訳は、抄訳です。
Translation: 宮田華子