めまぐるし多忙な毎日の中にいると、食事や仕事を含むすべてのことよりも睡眠を優先してしまいがち。やりがちなのが、メイクを落とさずに寝ること! ただ、コスモポリタン イギリス版によると、メイクしたままで寝ることは肌に想像以上のダメージを及ぼすのだとか。

マウントサイナイ医科大学皮膚科化粧・臨床研究ディレクターを務めるジョシュア・ザイクナー医師は、「肌には汚れ、皮脂、汚染環境からの粒子、角質などが蓄積します。夜に洗顔しないと汚れは顔に付着したままになるので、くすみや乾燥のみならず、さらに深刻な問題が生じる可能性があります」と解説。

そこで、メイクを落とさないことによって肌に及ぶ影響がこちら。

1.乾燥

昼と夜を繰り返す周期、日周期リズムにより、夜間には肌が備える自然の保湿機能が衰えます。肌に汚れ皮脂、化粧が付いたままだと、保湿が保たれません」。そうなると、次の朝にはカサカサでひび割れたような肌になってしまい、保湿をしたとしても効果が出にくいのだそう。

2.くすみ

「角質が皮膚に蓄積すると、光が反射しなくなるのでくすみが生じます」。洗顔したばかりの肌がつややかな理由はこれだった! 

3.炎症

肌が健康だと、本来備えている保護機能を発揮してくれるのだとか。ところが、「メイク、汚れ、皮脂が肌に残ったままだと、バリア機能が損なわれます。バリアとして知られる角質層が損なわれると潤いが失われ、肌が環境に晒されるリスクが高まります。そうなると肌が炎症し、赤み、かゆみ、剥離、ひび割れ、またはそれらすべてが引き起こされることもあります」とザイクナー医師

4.ニキビ

1日で汚れ、皮脂、汗、メイクが蓄積すると、肌にが形成されます。そのため肌はきちんと呼吸することができなくなるので、皮脂と細胞がその内側で蓄積します」。それが原因でニキビが発生してしまうのだとか。

5麦粒腫(ものもらい)と感染症

メイクを落とさないで寝ると、目の周りにブツブツができやすいのだそう。「メイクをきちんと落とさないと、目の周りの毛穴や皮脂腺が詰まり、麦粒種(ものもらい)の原因となります」。傷口が開いた傷(切り傷や潰したばかりのニキビなど)があると、感染してしまう恐れもあるとのこと。「健康な肌は自己防衛機能を備えている」というものの、バクテリアが侵入してしまっては成す術がないのだとか。

6.乾燥してひび割れた唇

「唇の皮膚は体中でもっとも敏感な箇所の1つであり、化粧品に含まれる刺激性の成分が長時間留まっていると炎症を起こす原因となります。その結果、唇の表皮が割れ、剥がれ落ちてしまうのです。たとえ化粧品が24時間落ちないと謳っていても、1日中つけっぱなしでいいということではありません」。

これを読んだら、どんなに眠くても、面倒でも、絶対にメイクを落とそう!と心に誓えたはず!

この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions

COSMOPOLITAN UK