冬はお肌にとって過酷な時期。乾燥、かさつき、粉ふき、血色の悪さ、あるいはこれら全てに苦しむことに…。

コスモポリタン アメリカ版が、皮膚科医のモナ・ゴハラ先生に、冬の肌トラブルを解決するケア方法についてインタビュー。先生が教えてくれた秘訣をもとに、厳しい冬を乗り切りましょう!

【お肌がとにかく乾燥してしまう人は…】

1.ポンプのついたボトルタイプではなく、ジャータイプのボディクリームを選ぶ

多くの場合、ポンプボトルよりもジャーに入った保湿クリームの方が濃厚なんだとか。この手のタイプはたいてい水分よりも油分を多く含んでいるので、乾燥肌さんにぴったり。

2.基礎化粧品をつけるとき、ちょっぴりオイルをプラス

ココナッツオイルは肌にも髪にも良いけれど、敏感肌の人やニキビのできやすい人には、毛穴を詰まらせにくいアルガンオイルがおすすめとのこと。肌に直接オイルを塗ることに抵抗のある人は、いつもの乳液や化粧水に混ぜて使ってもOK

3.寝る直前にフェイスマスクをして、肌を保湿

フェイスマスクは保湿グッズとして欠かせないけれど、最も効果がアップするのは寝る直前なんだとか。肌は寝ている間に自ら活性化と角質除去を進めるらしく、寝る直前にフェイスマスクをすることによってさらに艶をプラスし、血色を良くしてくれるそう。ゴハラ先生いわく、ヒアルロン酸美容液などをつけた上でマスクをすると、さらなる保湿が可能になるとのこと。

【お肌がかゆくなってしまう人は…】

オートミール風呂に入る

オートミールをブレンダーで細かい粉状にし、あたたかいお風呂の中に入れるだけ。オートミールは炎症を抑え、冬にかゆくなりがちなお肌を落ち着ける効果があるんだとか。

【お肌の血色が悪くなってしまう人は…】

イルミネーターやハイライターを保湿クリームに混ぜて、顔に塗る

お気に入りのフェイスローションに、リキッドタイプのイルミネーターかハイライターを一滴たらすだけで、顔色がぐんとよくなるはず!

【お肌の皮が剥けたり、粉をふいたりしてしまう人は…】

1.バリアリペアクリームを使用する

お肌のバリア機能に傷がつくと(ニキビケア薬品で炎症を起こしている、角質ケアのし過ぎ、使用中の洗顔料の刺激が強過ぎるなど)、肌が弱まりひび割れやすくなるんだとか。すると、割れ目からバクテリアが侵入しやすくなり、かゆみや炎症を引き起こして保湿を妨げる要因に。

もしも肌が粉をふきはじめたら、それはお肌のバリア機能が傷ついているということ。治すには、「バリアリペア」や「修復」といった表記のある乳液やクリームを探してみて。これらのクリームは、失った脂質や水分を取り戻し、肌に再び艶をもたらしてくれるそう。

2.角質除去は手作業で行う

ゴハラ先生いわく、冬場の角質除去は手で行ったほうがいいとのこと。洗顔タオルを顔に当て、円を描くように優しく肌をこすりましょう。円形の動きは肌への負担を軽減し、角質を取り除くのに最も効果的な動作なのだとか。

3.自家製リップスクラブを作る

コートニー・カーダシアンは、必ずココナッツオイル、マヌカハニー、それから砂糖を混ぜ合わせて作った自家製のリップスクラブで、乾燥した唇を整えてからしか口紅を塗らないと公言しているそう。上記の材料をブレンドしたものを、指先で唇にまんべんなく円を描くように広げ、お湯で濡らした布で拭き取りましょう。あとはリップクリームや口紅をつけるだけで見違えるようなぷるぷる唇に。

【冬でもニキビに悩まされる人は…】

1.濃厚な保湿クリームを塗らなくて済むように、保湿洗顔料を使う

ゴハラ先生によると、保湿効果の高い洗顔料を使うことで、肌荒れやニキビの原因になりがちな(油分の多い)保湿クリームを塗らずに済むのだとか。特に敏感肌の人には、「無香料」がおすすめ。そうすれば、肌が合成香料で炎症を起こしてしまうのも避けられるはず。

2.フェイスローションにニキビケア薬品を混ぜて、乾燥肌とのダブルケアを実現する

レチノイドを含んだニキビケア薬品は、乾燥や肌の皮剥けを引き起こす可能性があるため、ローションと混ぜることで肌を乾燥から守りやすくなるのだそう。それに、混ぜて一気に塗ることで時間の短縮にもなるので、一石二鳥!

この翻訳は、抄訳です。

Translation: 名和友梨香

COSMOPOLITAN US