環境汚染の影響というと、猛暑や干ばつなどちょっと自分の毎日とはかけ離れたところにあると考えがちだけど…意外にもごく身近なところで影響がおよんでいるんだとか。コスモポリタンイギリス版によると、ハーレー・メディカル・グループで顧問をしている皮膚科医のジャスティーン・ヘクストールは環境汚染と肌の健康が密接に関係していることを指摘し、以下の点について警鐘を鳴らしている

1.夜の洗顔を怠ると、汚染物質が肌に吸収される

汚染物質は毛穴よりも小さいので肌の深い場所まで浸透してしまい、炎症や乾燥の原因となるのみならず、細胞レベルで反応を引き起こし、弾力性やハリを損なわせてしまうんだとか。夜は肌が再生する大事な時間。だから、抗酸化物質を配合した美容液を使い、日中に環境汚染、ストレス、紫外線からこうむったフリーラジカルによるダメージから肌を守るべきとのこと。

2.フリーラジカルはニキビやシワの原因になる

汚染物質が肌に吸収されると、不対電子を持ち、極めて不安定な分子であるフリーラジカルが生成されるらしい。こういった分子は健康的な肌の細胞から電子を除去してしまうため、肌を傷める。フリーラジカル炎症を悪化させることによりニキビ、酒さ(しゅさ)、色素沈着などの原因になる可能性があるんだそう。さらに、肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンを分解するMMP-1(マトリックスメタロプロテアーゼ1)のような有害酵素を増加させるおそれがあるんだとか。そうなると、皮膚のたるみやシワができてしまうとのこと。

3.空気の質は水質にも影響を及ぼす

住んでいる地域の水質は肌にも多大な影響を与えるんだそう。ミネラル分を多く含む硬水は肌をひどく乾燥させ、刺激も強いんだとか。環境汚染物質との接触は言うまでもなく悪影響をおよぼすものの、その影響はしばらく経たないと分からないらしい

.汚染された大気に晒されると、肌はくすみ、乾燥する

環境汚染は、肌の奥深くまで浸透する微小粒子から構成されているとのこと。それらはフリーラジカルによるダメージを引き起こし、ひいては炎症、乾燥、シミ、コラーゲンやエラスチンの破壊によるシワなどの原因を作ってしまうんだそう。そうなると、肌のバリアは乾燥と炎症を起こし、保護効果を損なってしまうんだとか。そして、最終的には肌の保湿力が弱まり、刺激物質や感染に対するバリア効果が薄れてしまうとのこと。そのような肌は敏感肌と呼ばれる。

5.酒さやシミを悪化させる可能性がある

多環式芳香族炭化水素(PAH)、揮発性有機化合物(VOC)、酸化物、オゾン、煙草の煙などの大気汚染物質は肌を傷める原因になるんだそう。肌に元からあるがダメージを受けると、水分の損失が加速する。すると肌は乾燥し、炎症を起こし、さらには刺激物質や炎症への耐性が弱まってしまうことに。フリーラジカルによるダメージはシミやシワを悪化させ、酒さなどの皮膚炎を起こしやすい敏感肌になる可能性を高めてしまうんだそう。

これからは、紫外線対策だけじゃなく、夜のクレンジングも気合を入れてなきゃ!

この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions

COSMOPOLITAN UK