多くのインスタグラマーたちが、ライティングやポーズにこだわり、ときにはちょっぴりフォトショップを使って、完璧な写真を投稿しているのは周知の事実。ところが、南アフリカ在住のサラ・パトーさん(20歳)は、まったく逆のアプローチをしていることで数多くのフォロワーを獲得し、注目を浴びていると、セブンティーン アメリカ版が伝えています。

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お腹を引っ込めてすごく良い照明の下にいれば、私にも4分の3ぐらい腹筋が見える。最近、旅行に出ていて、初めて行く国でたくさんのおいしくて新しいヴィーガンフードを発見したから、食べたいものを何でも食べた! 少し太ったし、ニキビも出たけど、後悔してない! 太ることに罪悪感を感じる必要は全然ないし、それは誰にでもあることで、そうしたければ痩せることだってできるんだから!

たくさんの写真の中から完璧なポーズの写真を選ぶ代わりに、パトーさんは2つの角度で撮った写真を投稿。

立ってお腹を引っ込めている写真と座ってリラックスしている写真。1年前だったら、右の写真なんて大嫌いで、何時間も有酸素運動をしたり、食べないダイエットをしたりして、ぜい肉をなくそうとしてたし、何年もワークアウトを続ければそうなると思ってた。他の誰かを否定しようと思って言ってるわけじゃないけど、フィットネスをしている人たちが座ってぜい肉を見せてる写真は見たことがない。たしかに、むくんでるところとか、ほんの少しのぜい肉をつまんでる写真を見たことはあるけど、自分と関係があるとは思えなかったし、彼女たちに比べると自分にはずいぶんまだぜい肉がついているなと恥ずかしい気持ちにさせられた。だから、この写真を投稿することで、私の体、特にお腹周りには、まだぜい肉がついていて、それでまったく普通なんだって言いたかったの。メディアや現実生活で見る人と自分の体を比べるのもやめるべきだと思う。彼女たちは本当に美しいけど…形は違っても、あなたも同じくらい美しいわ。あなたがあなたなのは、他の誰とも違うから。それを変えようとしちゃダメ。みんなが同じ姿をした世界に住みたい人なんている? 自分のありのままを愛して、ビキニで座って写真を撮ることを恐れないで。あなたは素晴らしいんだから!

ほとんど毎回、彼女は2枚の写真を投稿。一方はリラックスして、くだけた雰囲気の写真。もう一方は、気どってポーズをとった写真。

[instagram ]https://instagram.com/p/BPKU2ZeBv4X/ [/instagram]

この2枚は、この間ビーチに行った時の写真で、その間数秒しか経ってないの。左はリラックスしてポーズもとっていなくて、これがビキニを着ている時の99%の私の姿! 右は良い照明で、気どってポーズをとってる写真。

パトーさんのコメントには自分の体を愛そうというメッセージがあふれているけど、上のビキニ姿の写真には、なぜ2枚の写真を並べるのかについてこんな説明が。

「私がこれをシェアしたのは、インスタグラムでビーチにいるすごくキレイな人たちの写真を見た時の気持ちを知ってるから。あの写真は大抵あらかじめ計画されていて、ありのままに撮られたものじゃないから、あんな風に良く写るの」

「だから、彼女たちの見かけに惑わされて、日常生活のリラックスした体と比べたりしないで。いつも腹筋があって、引き締まって見えなくても、それでまったく普通! どんな姿でも自分の体を愛して。特に、照明や角度が『良く』なかったり、完全にリラックスしていたりする場合でも。あなたは美しいし、自分の外見を嫌いながら人生を送るべきじゃないわ!」

[instagram ]https://instagram.com/p/BSlEbTxlyas/ [/instagram]

前は座っている時にぜい肉が見えるのがすごく気になってた。人が見てると思うと、いつもへこませて、ハイウェストのジーンズをはいて、気どった態度をしてたの。でも、本気で言うけど、美しくなるためにへこんだお腹はいらないし、へこませるために無駄な努力をする必要はないわ! 人間はそれぞれ違う形やサイズで生まれて来るけど、みんな美しいの。自分の体なんだから、自分にとって心地よくて、幸せになることを何でもすればいいし、それがハイウェストのジーンズを履くことなら、そうすればいい! 誰かに何を着ろとか着るなとか、もっと体つきを「改善」しろなんて言わせちゃダメ! だって、あなたはそのままで美しいし、かけがえのない人だから。

パトーさんいわく、こうした写真を投稿することは、他の人々を刺激するだけでなく、自分自身が傷から癒える過程でもあったのだとか。

「他人が私をそういうこと(スタイルの良さ)で判断して、『あの子はちゃんとワークアウトをしていないか、きちんとした食生活を送ってないんだ』と思われると思ってた。でもね、私はちゃんとしてる。私は自分が幸せになることをしてるの。私は他人を喜ばせるために生きてるんじゃないわ」

自分を外側から見るのではなく、内側に目を向けて愛そうという彼女のメッセージは、多くの人々の心に響きそうですね。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

SEVENTEEN US