ジム通いは健康にいいはずなのに…お肌がなんだか冴えないのはどうして?

実は、美肌の維持に汗が大敵なのだとか。つまり、運動すると肌がピカピカになるどころか、シミができちゃうこともあるという! さらに、お肌の大敵になるのは、意外な盲点も…。ランナー、スイマー、筋トレマニアの皆さんが気になる話題をコスモポリタン イギリス版よりお届け。

汗を拭いたタオル

ワークアウトと美肌についてアドバイスをくれたのは、イギリスのファーナムにあるHealth + Aesthetics Clinicでスキンケアのエキスパートとして診察しているレカ・テイラー医師

「汗を拭いたタオルはバクテリアの温床です。特に、ジムのマシンに触れた部分。そのタオルで顔を拭くと顔中にバクテリアが広がり、ニキビや皮膚病になることもあります」

また、こまめに洗濯していたとしても、洗浄力の強い洗剤でニキビが悪化することもあるので安心はできないらしい。

ワークアウト中はあまり頻繁にタオルで顔を拭かないほうがよく、そのまま汗を蒸発させて、ワークアウト後にシャワーを浴びるといいんだそう。

「どうしてもタオルがないとダメという人は、マイクロファイバーのタオルを使いましょう。汚れにくくて吸水力も高いのでおすすめです。それから、タオルを洗濯するときは無香料の環境に優しい洗剤を使いましょう」とテイラー医師。

トレーニングマシンや用具

ヨガマットやウエイト…これらの用具は、他にも大勢の人が使用していることを忘れないで! 「ジムのマシンや用具に触るたびに、バクテリアに接触します。バクテリアが原因で病気になったり、ニキビや皮膚の感染症を引き起こしたりします。できれば、除菌シートでマシンや用具を拭いてください。それから、手を洗う前に顔を触らないように気をつけてください」とテイラー医師。

もう1つ忘れちゃいけないのが、ダメージを受けるのは顔の皮膚だけではないということ。テイラー医師は「ウエイトリフティングやサイクリングなどでは手を酷使します。そうすると、手が乾燥して硬くなり、ひび割れすることもあります。ひび割れると痛いので、そうならないよう手のスキンケアも大切です」とコメント。

環境

風と太陽を浴びながら、外で運動するのって気分はいいもの。ところが、お肌にとっては太陽の光を浴びながらの運動は大敵。運動する前にしっかりガードして!

「外で運動をするのなら、ウォータープルーフの強力な日焼け止めを30分前までに塗ってください。紫外線を浴びると肌は大きなダメージを受けます。紫外線によってコラーゲンが破壊され、老化を早めてしまうんです。もちろん、皮膚がんのリスクも高くなりますから注意してください」とテイラー医師からアドバイス。とにかく、1にも2にも日焼け対策!

水泳

美肌の大敵はなにも陸上の運動だけではない。テイラー医師によると、水泳も美肌の大敵になるのだとか。「プールの塩素に含まれるさまざまな化学薬品が原因で、皮膚が乾燥して硬くなったりはがれたりすることがあります。湿疹など乾燥肌による深刻なトラブルを引き起こすこともあります。塩素が皮膚の細胞に入ると水分や皮脂が抜けてしまい、肌の表面が乾燥してひび割れ、シワの原因になります。人によっては小さな傷ができることもあります」。

聞いているだけで怖くなるけど、だからといって水泳をやめる必要はないそう。大事なのは、プールで泳いだ後はシャワーでしっかり洗い流すこと。「ワークアウト後の炎症を予防するためにも、水シャワーがおすすめです。負荷の高い運動の後に水シャワーを浴びると、心拍数を下げて血流を良くしてくれるのでリカバリーも早くなります。それに、筋肉痛の緩和にもなるんですよ」。

メイク

化粧崩れしたままジムに行くのはイヤだって人は多いはず(お目当ての人がジムにいるから、せっせと化粧直しをして行く人もいるかも?)。ところが、テイラー医師によると、これは良くないらしい。お肌のために運動前のメイクは控えた方がいいかも。

「化粧品が肌から分泌される皮脂や汗と混ざって毛穴を詰まらせてしまい、汗が出るのを邪魔してしまいます。その結果、吹き出物や毛穴の黒ずみなどのトラブルを引き起こしてしまうというわけです」

どうやら、ポーチに上質なクレンジングを入れておいた方がいいみたい。美しいボディを手に入れるために運動をするのなら、顔にも少しだけ気をつかってみよう!

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions, Inc

COSMOPOLITAN UK