生理前や生理中にニキビができてトホホ…な経験はよくあるけど、生理サイクルによって肌の状態がオイリーになったり乾燥したりすることは知ってましたか?
コスモポリタン アメリカ版によると、肌の状態は28日周期の中で、脂っぽくニキビができやすい→乾燥気味→ノーマルと変化するらしく、その状態に応じたお手入れが必要とのこと。
皮膚生理学が専門のテリー・ロン医師は、肌サイクルを理解することが肌とうまくつきあい、肌に合った化粧品を選べるかどうかのカギになると語っているのだそう。「肌サイクルは体のサイクルと一致しています。肌サイクルを知れば、ニキビやアレルギー、乾燥を最小限にとどめることができて、健康な肌に戻りやすくなります」とのこと。
乾燥しがち(生理開始日から5~10日目)
肌が乾燥しやすい時期。水分摂取を多めにして、肌をしなやかに保つヘルシーな脂肪の摂取量を増やして。
ノーマル(11~21日目)
肌がもっとも健康できれいな時期。でも月経前症候群の影響を受けて、ストレスホルモンの分泌量が増え、肌の皮脂量が増えることも。そうなると肌は炎症を起こし、ニキビができやすくなるので、ヨガのようなゆったりした運動を取り入れてストレスを減らしましょう。
脂っぽくニキビができやすい(22~生理4日目)
肌にとって最も問題の多い時期。脂っぽくてニキビができやすく、目の下にクマができたり、アレルギーが起こりやすくなったりすることも。運動して汗をかけば、汚れを取り除き毛穴のつまりを解消できるはず。ただし汗と皮脂を取り除くためには、運動後に顔を化粧水で拭くのを忘れずに。
このように、肌リズムを見分けるのは簡単。それぞれの時期に合わせた、テリー医師おすすめのスキンケアを参考にしてみて。
【ニキビができやすい時期】
1日目(生理開始日)はニキビができやすい時期。クレンジングはいつもより念入りに。夜メイクを落とす際や朝の洗顔時は、汚れや皮脂をしっかり落として、脂っぽい食べ物を避けましょう。汗をかいて(ただしその後、顔を洗うのを忘れないで)、デトックス作用を刺激する緑の野菜を摂取すれば、ニキビのもとになる毛穴のつまりが解消されます。
気をつけること
・夜はダブルクレンジング。抗菌・殺菌作用の高いサリチル酸を含むクレンザーがおすすめ。
・ピーリングを週2~3回以上に増やし、古い肌細胞を除去する化粧品を使いましょう。肌細胞の代謝を促して。
・不純物を取り除くクレイパックが効果的。
・この時期に合った化粧品を選ぶのが大切。
【乾燥しやすい時期】
生理の5日目からは、肌は乾燥しやすい時期なので、弱めのピーリングや保湿ケアで肌のバリア機能を回復しましょう。体の中から保湿することも忘れずに。水をたくさん飲んで、脂分の多い魚、シード類、アボカドなどのヘルシーな脂肪を摂取して。
気をつけること
・刺激の強い成分は避けること。緑茶やアロエベラのような抗炎症性のものがおすすめ。
・刺激の少ないビタミンC入り美容液を補って、しっとりと健康的な肌に戻しましょう。
・保湿成分がたっぷり配合されたフェイスマスクで、乾燥を防いで。
【ノーマルで健康的な時期】
肌の色つやが最もよい時期なので、メイクは最小限に。つやが戻り始め、血液循環もよくなるので、美容成分の吸収は良いはず。肌の状態を良好に保ち月経前症候群をはね除けるには、ストレスを最小限にすることが大切。質のよい睡眠を取り、運動と瞑想の時間を持てればパーフェクト。運動と瞑想を組み合わせたヨガを毎日のルーティンにしてみては?
気をつけること
・角質ケアはこの時期前半にやるのが理想的。スクラブ洗顔するか、週1~2回ピーリングを。
・アンチエイジング用のマスクを使うのにピッタリの時期。抗酸化美容液で肌を若返らせましょう。
※この翻訳は、抄訳です。
Translation:Yuko Oguma