ラビアプラスティ」とは女性器の小陰唇や大陰唇を縮小するための美容整形手術のこと。これは徐々に広まりつつある手術ですが、この手術に対する世の反応はまだ冷ややか

女性器も男性器も、「おお、美しい!」とは言い難い身体箇所の1つ。性器を美しくするために何十万円ものお金を払い、「切ったり縫ったり」しなくてはならないものなのでしょうか? この手術は「すべてどこから見ても美しくありたい」と考える人間の欲望を象徴している、と考える人も多いはず。

しかし、アメリカ最大級のネット掲示板<reddit>にこの手術を受けるに至った心の過程を打ち明けたある20代女性のコメントを読むと、彼女がこの手術をどうしても受けなくてはならなかった理由が書かれています。

「思春期に入った頃から、私は自分の小陰唇の大きさに困っていました。例えばビキニを着ていても、小陰唇が大きすぎてちゃんとビキニのボトムの中に納まらないのです。外に飛び出してしまうのではないかといつも不安でした」とハンドルネームThrowlabさんは書いています。

この他にも彼女は小陰唇が大きいことでたくさんの問題を抱えていました。彼女の場合「小陰唇が足の付け根から2~3センチ垂れ下がって」おり、これによって生じる問題や不快感が彼女に手術を決意させた理由です。

「例えば自転車に乗ると、最初は何も感じませんがだんだん痛みを感じるようになります。大人になると、セックスをするたびに辛い思いをしていました。小陰唇を自分で開いて、男性に『どこに入れたらいいか』教えてあげないとならないんです。生理中はヒリヒリします。タンポンは押し込むようにして入れなくてはなりません」

少女期のThrowlabさんは、こういったことを「ごく普通のことで、他の女の子もみんな感じているはず」と考えていました。しかし成長と共にその考えは変化します。恋人が出来ると、彼が彼女の性器を見てショックを受けているのを目の当たりにしました。そして「自分の陰唇のサイズが異常に大きい」ことに気づいたのです。

彼女は次第に手術を考えるようになりますが、なかなか決断できずにいました。そしてあるとき思い切って悩みを母親に打ち明けたのです。なんと母親も似たような問題を抱え、若い頃に同じような経験をしていたことが分かりました。母親は100%の理解を示し、Throwlabさんの手術の代金を立て替えてくれたため、彼女は手術を受けることができました。

さて結果がどうなったかというと…すべてうまく行ったのです! 「手術を受け、小陰唇は小さくなりました。手術は思った以上に簡単で痛みも少なかったのですが、今もまだ少し腫れています。手術を受ける決断をして本当に良かった! と思っています」と。

しかし彼女は手術の成功以上に大切なメッセージを告白しています。「この告白を投稿したのは、同じように陰唇のサイズに悩んでいる人を励ましたかったからです。どうかあなたが生まれ持った大事な性器のことで、自信を失わないで下さい。平均より小さなペニスを持った男性もいます。それと同じことなんです。私の小陰唇が大きかったからといって、彼氏の態度が変わったことはありませんでした」とコメントし、似たような経験を持つ人に相談することをすすめています。

同じ悩みを持つ女性が同じように手術を受けたとしても、彼女と同じようなハッピーエンドになる保証は何もありません。しかし彼女の重要なメッセージをどうか見逃さないで下さい。彼女は「どうしても手術を受けなくてはならない理由があった」から手術を受けたのです。彼女は小陰唇のサイズゆえに痛みと不快感を抱えていました。ただ彼氏とベッドインしたときのことを心配して手術を受けたわけではないのです。

※この翻訳は、抄訳です。

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