清潔好きな日本では、髪を毎日洗うという人が多いけれど、シャンプーのし過ぎは髪に逆効果という意見もちらほら。一方で、海外ではシャンプーを使わない「ノーシャンプー」が近年流行しているものの、こちらも「薄毛の原因になる」という説が…。

いったい、どれが正しい情報なの? そう思ったあなたのために、実際にシャンプーの使用をやめたという女性の体験談を、コスモポリタン アメリカ版から。

私は自分の髪にお手上げでした。これ以上何を恐れることがあるでしょう? 私は、シャンプーをやめてみることにしました。

「私は18カ月ほど前にシャンプーをやめました。それから一度も使っていません。

私の髪は、ガサガサというわけじゃないけど、昔からツヤがありませんでした。ヘアケアに気を遣う人々の例にもれず、私もヘアサロンの高価なシャンプー(それがベストだと信じていたのです)を買い、3日に1回ほど洗って、散財していました。ただ、さんざん時間とお金をつぎ込んだ私の髪の毛は、洗った翌日いつもベタベタ。次はドライシャンプーを使わなくてはなりませんでした。結局、髪の毛のことを考えないようにするために、アップにすることが多くなりました。

実を言うと、私の髪が思うようにならないのは当然でした。56年前に、大胆なカラーリングをしたため、すっかり傷んでしまったのです。その後、惨めな姿になった髪は切り落とし、ショートボブにしました。やっと元の長さになりましたが、髪の色を変えるのはもうやめました」

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こんなに短かった私の髪。傷んだ髪をバッサリ切って伸ばし始めた3年半前。

「そうしてせっせと元に戻した結果、私の髪はベトベトした、ナチュラルカラーのたてがみのようになりました。がっかりです。こんなひどい髪質だったら、ロングヘアの意味がないじゃない?と思いました。

シャンプーに含まれる硫酸塩について読んだ私は、何か別のものが必要だと思いました。いくつかのオーガニックシャンプーを使ってみましたが、結果は惨憺たるもの。私の髪はさらにベタベタになったのです。

そんなとき、2年間シャンプーを使っていないというあるブロガーの記事を見つけたのですが、彼女の髪はとてもキレイでした。その時点で自分の髪にお手上げだった私…。何も恐れることがなかったので、思い切ってシャンプーをやめてみることにしました。

リサーチしたところ、シャンプーをやめると、ある時点で何かしら調整が必要になるようでした。シャンプーを使わない人々の多くはとても熱心で、髪の毛が汚れで張りついても、気にせず続けろというアドバイスが。でも、私には難しく…。何というか、髪の毛は清潔にしていたかったので、汚れを落とすためのクレイ(泥)を見つけ、1年近く使ってシャンプーの代わりにしたのです。でも、そのうちに、長期にわたって使うには粗すぎるため、クレイは髪の毛を傷めることがわかりました」

今朝クレイで髪を洗った!

「それでもシャンプーには戻るまいと、汚れと皮脂をとるための代替品を探しました。シャンプーなし生活も2年近くなった今、私はハーブパウダーを組み合わせて使っています。シカカイの実のパウダーは髪をやさしく洗い、柔らかくしますが、洗浄力が弱かったので、挽いたソープナッツ(ムクロジのパウダーを足しました。この2つをローズウォーターでペースト状にし、髪を濡らしてから頭皮に塗りこんで、1分ほど放置。そして、洗い流せば完了。数週間に1度、しっかりコンディショナーも使いますが、天然オイルを使っているのでコンディショナーなしではいられないというわけではありません」

シャンプーフリー生活14カ月目。ナチュラルメイクで。

「従来型のシャンプーをやめてから、私の髪は伸びるのが速くなり、ずっと太くなりました。自然なボリュームもあります」

ヘアアイロンは使ってないけど、気にしない。

「特別なことがない限り、ドライヤーやヘアアイロンは使いません。でも、20169月の自分の結婚式は別でした」

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18カ月シャンプーしてないようには見えないでしょ?

「友達が髪をセットしてくれることになったので、前夜にパウダーで髪を洗い、自然乾燥しました。彼女は私の髪全体を巻いてカールを作り、1度梳かし、よくあるヘアケア製品で形をキープしました。1年半の間で初めて"普通"の製品を使ったので、最初はちょっと抵抗もありました。でも残念なことに、これはオーガニックのものよりずっと効果的でした。花嫁なのですから、1回ぐらいズルをしてもいいでしょう」

結婚式だけは特別。ヘアスプレーをしてもらいました!

「結婚式は、最高でした。私のノン・シャンプーヘアと同じぐらいに」

※この翻訳は、抄訳です

Translation:mayuko akimoto

COSMOPOLITAN UK